悲しみや苦しみの意味

インナーチャイルドワークというと、
なんだか過去の苦しみを癒すとか、
癒し産業のイメージが私にはある。
その過去は過去のこと。
そのイメージを変えて、
もう悲しまなくていい、
もう苦しまなくていい、
というのはなんか違う気がしてしまうのだ。
その悲しみも苦しみも意味があったはずだ。
それがなければ到達できなかっただろう境地があるはずなのだ。
その悲しみや苦しみがなければ、決して得られないチャンスがあったはずだ。
それはどんなチャンスか。。
その悲しみや苦しみの中でこそ、本質をみるチャンスがあっただろう。
多くの人が辛い時にこそ、神に祈る。
それは無意識に自分の本質に帰ろうとするからだ。
5歳や6歳の頃、
私は何度、神に祈っただろう。
あなたの祈りは永遠だ。永遠にそこにある。
過去というのは永遠にそこにあるのだ。
もし、自分の人生をよりよいものにしたいならば、
今日、一日を、恥じない要に生きたらいい。
そして、その一日は、過去という永遠の保存箱に保存されるのだ。
過去という保存箱に入ったものは、永遠に消えない。
その時に抱いた「みんなが幸せでありますように」というような祈りは、永遠にそこにある。
あなたが心に抱いた美しいものを、その保存箱に沢山詰めていくのだ。
それは、あなたの人生を芯から輝かせるだろう。
その時、哀しみも苦しみも、この保存箱に、この祈りを入れるためだったと知るのだよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加