機械化した自我から脱出する方法

私たちはマシーンかもしれない。
人間の認知はともすれば、とても機械的で、
いろんな記憶を溜めこみ、
そうして、何かを判断するときには、
その記憶を一瞬にしてサーチして、
その記憶に基づいて判断を下す。
その様は実に機械的だ。
ホロスコープはこの機械の設計図で
仕様書みたいなものだ。
そうして、この機械は生きる術を体得する。
ギブ&テイクという、この世界を成り立たせている仕組みがある。
ギブ&テイクという感覚は、意外にも
我々の想像以上にすべてをコントロールしてると言っても過言ではない。
会社に勤めて働くから給料をもらう。
仕事をするからお金をもらう。
勉強したら、良い点がもらえる。いい学校に入れる。
お手伝いをしたら、お小遣いをもらえる。
このギブ&テイクこそがこの世を支えてると言ってもいいくらいだ。
そうして私たちの機械も、もちろんこの法則を、このプログラムをしっかりインストールしている。
しかし、この法則のインストールから逃れることができない限り、
私たちは、この世から、この世のシステムから抜け出ることはできない。
この機械化した自分から抜ける方法を手に入れない限り、
この世を卒業することはできない。
想像してみよう。
もし、自分が、愛されることもなく、何をしても見返りもなく、感謝もされない。慰めてもくれない。
認めてもくれない。何をやっても返ってくるものがない。
そんな状況になったら何をするか。
こんな時こそ、ギブ&テイクのインストールから抜け出るチャンスなのだ。
この世の物質的な法則から抜け出るチャンスだ。
あなたはその時、自分に自分自身に何を語るだろう。
地球人は自分がやったことが物質や感情などで、自分に返ってくるゲームにハマり込んでいる。
仕事も恋愛もそうしたゲームだ。
地球から脱出したいと思うならば、
(そういう人がいるならば)
物質的には何も自分に返ってくるものがない世界を探求しないとならない。
そのとき、自分がどう生きるのかを探求しないとならない。
あなたはその時、何に向かうのか。
あなたの精神はどこへ向かうだろうか。
淋しい、ひもじい、誰にも愛されてないかもしれない、と感じるとき、
何の見返りも期待できない時、
そんな時こそ、真理を探究するチャンスなのだ。

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