刺されるのって怖いよ

先日の記事でゴキブリネタに反応していた方がいた。
ちょっと語らせてもらおう。
ゴキブリは羽が黒く光っていて、てかっている。
なので固そうにみえるが、
触ってみて欲しい。
観察するとわかるが、
ゴキブリの身体はとても柔らかくフニャフニャしている。
なんで、こんなに身体が柔らかいんだろう・・と思うのだが、
おそらく、身体が柔らかいので、どんな隙間にも入り込めるのだなと思う。
台所に住むにはその身体が必要だったということだ。
とても柔軟な身体を持っている。
とかいうとリアルに想像して、
きゃーとか言っている人がいそうである。
ゴキブリネタは人の反応が実に面白い。
昔、子供の頃にフィリピンに住んでた。
夜に散歩で道歩いてると、自分の足元でガサガサと音がする。
暗いし、良く見えないので、かがんで何がいるのか?と目を凝らしてみたら、
大量のゴキブリが道の脇を歩いていた。
あれはさすがに一瞬・・ヒッ!ってなった。
フィリピンでは、夜とか車に乗って、あれ?なんか身体にとまったなと思って掴んだらゴキブリとか
そんなことは、しばしばあった。
しかし、別段、ゴキブリは人を襲ったりはしない。
あれは食べ物あさってるだけだ。
特に怖いことは何もしない。
蚊とか蜂とかのが、嫌な存在である。
あれらは、人を刺す。
蜘蛛や蛾も人を刺す。
日本にいるちょろちょろしたような蛾や蜘蛛は悪さをしないが、
フィリピンにいる蛾や蜘蛛はデカくてヤバイ色してて、刺したりする。
人の顔くらいの大きさの蛾とかは、本当に存在がヤバイし、
色も雰囲気も超ヤバイ。
恐ろしい風格をたたえている。
羽に赤とか黄色とかの色まで混じってる。
デカい丸いマークなんかを羽に付けたりしている。
鳥に襲われないマークだ。
そこまでして、自分を怖い存在としてアピールしなければ生き抜けないのかと、
自然の厳しさを感じる瞬間だ。
フィリピンだとアリも人を刺してくる。
アリに刺されて、何度も手が腫れたりした。
刺されるといえば、
フィリピンで、海でバスケットボールくらいのデカいクラゲに刺されたことがある。
ものすごいことになった。その後が大変だった。
刺されたところがバスケットボールの大きさに、無数の水ぶくれができて、
痛いのが終わると、今度は痒い。
時々間違って掻いてしまうと、ベロンと皮が剥けて中の肉が見えてしまう。
クラゲに刺された跡はしばらく残っていたが、
今は、それがどこだったかわからなくなっている。
右の太ももだったか、左の太ももだったかさえ分からなくなった。
以前は何年たっても跡があったのに、不思議だ。
フィリピンの海はサンゴ礁だ。
入るとすぐに浅瀬から珊瑚礁になっていて、
いろんな色の魚が泳いでる。
綺麗とかなんとか言う前に、
赤やら黄色やらの珊瑚礁は
いつも恐ろしかった。
刺されるんじゃないか?、毒があるんじゃないか?
魚に食われるんじゃないか?
案の定、巨大なクラゲに刺された私であった。

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