狭い世界にいると正しい評価もできない

それでですね、
バレエダンサーの首藤さんはアイドルではありませんし、
20年前なんか、誰も知らないわけです。
当時、東京バレエ団とかってものすごいクオリティなわけですよ。
海外のバレエ団とかとは一線を画すくらいのレベルの高さなのです。
まず、他のバレエ団とはダンサーの体格が違います。
群舞のダンサーであっても一人ひとりがものすごいレベルの高さなのです。
筋肉のつき方が違いますよ。
身体のラインが違う。
ですから、東京バレエ団が海外遠征なんかいくと、
現地ではものすごい話題になって、
拍手喝采なわけですね。
そりゃそうです。
そのくらいのクオリティの高さなのです。
しかし、日本では誰もそのことに気がつかないのか、
ダンスマガジンなどの、日本の雑誌では
まったく東京バレエ団など扱わないのです。
どんなに素晴らしい公演をしていても
一切記事にならない。
いつも外人のダンサーの事ばかり。
いつも記事は外人ダンサーの事ばかり。
いつも記事は外人ダンサーの事ばかり。
くそ、日本の記者!
って私は思っていました。
なぜ、日本人が日本人ダンサーを正当に評価できないのか。
誰がどうみても、東京バレエ団は物凄いんですよ。
ボレロとかは、ジョルジュドンとか、シルビーギエムとかが、
映像も残ってるし、有名ですが、
東京バレエ団と首藤さんのボレロはそれを超えると私は思っていました。
あれを超えるほどすごかったのです。
打ち震えるような凄さですよ!!奥さん!!
しかし、首藤さんはご自分の映像をDVDとかにしない人なんですよね。
なぜなんでしょうか。
テレビもでないし、雑誌にも載らないし、
劇場でみるしかないわけですね。
私は、ダンスマガジンの姿勢に怒りを覚え、
20歳の私は怒りの手紙を雑誌社に送り付けました。(爆)
あなたたちはバレエを本当に知っているのか?と。
(ええ、私も知ってはいないんですが。笑)
ピアノの世界でもよくあることです。
日本人は日本人ピアニストを正当に評価できない。
だから、多くのピアニストは日本を拠点にしていないで、
海外に住んでいることのが多いですね。
そちらのほうが断然仕事になると聞きます。
どうしてなんでしょうね。
意味がわからないです。
日本人は女性のことも正しく評価できないですね。
男も女も日本人は女性を正しく評価できない。
男性は女を馬鹿にしているし、
女性も女を馬鹿にしています。
それが日本人だと思いますね。
くそ、日本人って思います。
こういうのは、
日本という狭い世界で暮らしていると、
気がつかないんじゃないでしょうか。
狭い世界にいると正しい評価もできないということですね。

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