ヨーロッパで海苔を作るようなものだったのかも

昨日は親友どらちゃんのリサイタルに行ってきた。
どらちゃんはスタインウェイのとても素晴らしいピアノを所有で、
そのピアノをコンサート会場に運び込んで演奏会だった。
ピアノの音色が素晴らしい。
シューマンのトロイメライなど、本当に綺麗だった。
よくポーランドにいた時には、
毎週のようにどこかでコンサートを聴いていた。
お城の中や、教会の中や、
いろんな場所でいつも演奏会があって、
いつもいつも聴いていた。
昨日のリサイタルには、
あのヨーロッパの空気がそのままあった。
あの時の空気をそのまま丸ごと思い出した。
やっぱり、その文化を産んだ国というのは、
やっぱりその文化を産んだ国なのだ。
日本にいつも海苔やご飯があるように、
ポーランドにはいつもピアノの音があるんだ。
バレエダンサーやピアニストが日本では仕事にならないのは、
そういう理由があるんだな、と腑に落ちた次第。
日本でバレエやクラシック音楽をやるというのは、
ヨーロッパで海苔を一生けん命作ってるのと同じだったのかも。
需要は少ないのだ。
それでもめげずに今日も明日もそのことに従事している人達がいる。
演奏会は今日も明日も続く。
お近くにお住まいの方は是非。↓
http://dorapianist.blog.fc2.com/
とても突飛なアイディアで、落語とピアノなんて企画まである。
面白そう。
話しは全く変わるが、
このブログを書き始めて一年半くらいたっただろうか。
もうすぐ10万アクセス。
明日か明後日には10万に達するのではないだろうか。
とても嬉しい。
どこに宣伝するわけでもなく、
ひたすらただ書いてるこのブログを、
読んでくださる方がいるのは本当に励みです。
人に読んでもらえる本を一冊書くには、その10倍の知識と経験が必要だ、と誰かが言っていた。
こんなブログの記事一個も、誰かに読んでもらえる記事にするには、
その10倍の知識と経験が必要だと、私は日々痛感する。
日々、色んなことを受信しながら、
それを言葉にしていけたらいいなと思う。
読者のみなさん、ありがとう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加