スピリチュアルとお金

実は私はお金に非常に無頓着で、
ブロックがあるとか、ないとかいうことの前に、
お金の意味が解ってないところがあります。
しかし、仕事を始めた以上、
ちゃんとお金を稼ぐというのは、
人間としてのケジメみたいなものだと思っています。
昨日は、占いで稼ぐのはけしからんというような内容の記事を見ました。
仰っていることはなるほど、と思いましたが、
私自身の意見としては、
ある程度したら、
お金をいただかないのであれば、
占ってはいけないのではないかと思っています。
というのは、占いというのはそのくらい、
人の潜在意識に入り込む可能性を秘めいていて、
時に人の人生を左右する可能性がある。
そのくらい責任があるということです。
それを無償でやるというのは、
無責任ということを意味しているのではないかと思います。
これはスピリチュアルな仕事でお金をいただいている人ならば、
意味が解ると思います。
お金をいただく時の仕事と、いただかない時の仕事は
ぜんぜん違うということがわかると思います。
値段というのは、その人の責任度を表している。
0円というのは、責任ゼロということです。
そして、お金を払わずに人に占わせる人はもっと悪い。
人の知識と時間を搾取しているからです。
きっとこうしたセラピーなどの仕事につく人は、
その人の為になりたいとかいう思いがあって、
そのことと、お金を取ることが矛盾するように感じるのだと思いますが、
おそらく、人の為を本当に思うならば、
ちゃんとお金をもらわないといけないのだと思います。
私には私の心の師と思っているある男性のホメオパスさんがいるのですが、
その方がある時、私の友人にこういったそうです。
「いいですか?私はお金をいただいているので、はっきり言います!」と。
その後に続いた言葉は、本当に心を打つものでした。
プライバシーがありますのでここには書けませんが、
子供はあなたの持ち物ではない、という趣旨の話です。
そうです。お金をもらっているからこそ、
責任をもって、友達の馴れ合いではない発言をしなければいけない。
私の知る限り、
きちんとした値段を取っている占い師さんのほうが、
「お金をもらっているのだから、しっかりと話します」というスタンスで
お仕事をされてるように思います。
雑な仕事は一切されてません。
そのホメオパスさんは、本当に視点が高いので、
そうした視点の高い人の話は、
パン!と目の前が開けるような啓示に似た感覚があります。
それは、お金をいくら払っても買えない程の価値があるのではないでしょうか。
買いたくても、そこいらでは売ってないと思います。
そしてそれは、人生を何度もやり直してもたどりつけなかったような啓示を、
一瞬で人に与えたりするわけです。
誰もがこうした話しができるわけではない。
だからこそ、こういう特殊な人は、
それなりに良い値段をとってセッションをするべきである、
と、私なんかは思うのです。
そう、値段って大事。
安ければいいんですか?というと、絶対にそうではない。
客観的に見た、正しい値段が付けられていない場合は、
それはエネルギーの滞りをおこし、
エネルギーの滞りは、
セッションをする側、される側、
どちらかに、負荷をあたえる。
正しい値段より安い場合は、
それはクライエントに負荷をあたえ、
正しい値段より高い場合は、
セラピストに負荷をあたえる。
つまりセラピスト側が勝手に安い値段をつけると、
そのつけはクライエントが払うという事になる。
やる側は気楽だろう。それは気楽だ。
でも、もし本当に責任をもって仕事をする人ならば、
クライエントにつけを払わせるような仕事をしない。
クライエントにつけを払わせるというのは、
クライエントから見えないエネルギーを奪っていることを意味し、
それはお金をいただくより酷い。
それがどのくらい酷いことなのか、ということが
わかってない人が多い。
自分もその一人だった。(過去形でありたい)
正しい値段というのは、そのくらい大切なことなのである。
あと、良いものだから、
安くみんなに提供したい、というのも
私は間違っていると思っています。
それはその「良いもの」に出会った自分の運や
そこに出会わせてくれた力や人にたいして、
感謝がないからそういうことをするのだと思います。
その事に本当に感謝があれば、
本当に大切にする気持ちがあるならば、
そうはしない。
例えばそれが自分の知識や技術であってもそうですね。
その勉強をさせてくれた人、その知識にたいする尊敬の意があれば、
安く提供はできないです。
安く提供するということは、
その勉強や勉強できた環境、教えてくれた人に対する侮蔑だから。
その分野での師匠のみなさんへの侮蔑だと思います。
そういうことをわかっていない人が多い気がします。
まぁ、そのくらい、
正しい値段というのは大切だということです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加