【インナーチャイルドの癒し】自分を古巣に戻さない。

インチャに温かく接することができるようになったら、

今度は、温かくも厳しく、自分を励ましていかないとならないです。

インチャはいつでも古巣に戻ろうとします。

自分の慣れ親しんだ、役割を演じようとしてしまいます。

もしあなたが、長女で弟や妹の面倒を見ることを強いられていたのなら、

ふっと気が付くと、やはり人の面倒をみる役をやり、

はっと気が付くと、子供の頃と同じ状況にはまり込んで

嫌な気持ちになっているかもしれません。

または、子供の頃に、寂しい気持ちを強く感じたならば、

その寂しさを感じる事で生き延びてきた自分にとって、

寂しいと感じることこそが生きてる証のように感じてしまい、

無意識ちゃんが、そう理解してしまい、

そうなると、どういう状況にいても寂しいと感じることで

生きる証を得ようとしてしまうこともあるでしょう。

これは全く、自分の意志とは関係なく、

潜在意識の水面下で起きています。

辛いです。

辛いのに、そう生きることを、潜在意識が選択してしまうのです。

これはあなたの中のインチャが古巣に戻ろうとしている行為です。

これに気がついたら、

何度も何度も

インチャを抱きしめてあげて、

よしよし、わかったよ、わかったよ、と言って、

励まし、前進してほしい。

このとき、大切なこととして覚えておいてほしいのですが、

あなたのインチャが、

インチャが体験したと感じたその感情が、

決してあなたのものではない事にも気が付いてほしいのです。

これは、その体験が小学生以前の体験であれば、

確実にその感情は親が感じていた感情です。

このことに気が付いてください。

親が、焦ったり、

不安だったり、

心配だったり、

孤独だったり、

寂しかったりした、

その感情を

子供はそのまま、自分に映し出して感じています。

就学前の子供が感じる感情は、

親の鏡うつしなのです。

子供はもともと、陽の存在です。

面白い事、

愉快な事、

ワクワクする事、

それらで頭がいっぱいで、

ファンタジーの世界で生き、

それ以外の時は、

ただただ、親に自分の相手をしてほしいだけなのです。

子供の望みは、たったそれだけだったはずです。

その子供の世界に

どうやって、悲しみが入り込むか。

どうやって、不安が入り込むか。

どうやって、寂しさが入り込むか。

よおーく考えれば、

それは間違いなく、親が感じていたものだという事がわかるでしょ。

もちろん、それは子供だったあなたには決してわかりませんでした。

でも、今ならわかるはずです。

それは親が感じていた感情なのです。

あなたが、ただただ、親から譲りうけて感じなければならなかった、その感情は、

あなたのものじゃなかったのです。

あなたの感情ではないのです。

その感情は、その当時のお母さんやお父さんにお返ししてください。

「もう、この感情は十分に味わいました。お返しします。」といって、

お返ししましょう。

そして、あなたのその奥にあった、

本当のあなたの、

そのままあなたの子供らしい、

純真な自分の感情を、

取り戻してください。

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子供は親を選んで生まれてくるという話しがありますよね。

空から親をみていて、

お母さんを助けたくて生まれてきたとか言う話。

あんなナンセンスな話はありません。

子供はお母さんを助けたくて生まれてくるわけではないです。

これは、子供の深層心理にある、

サバイバルに関係した、

命がけの言葉であることに気がついてほしいです。

子供の潜在意識は、

「お母さんを助けたくてお母さんのもとに来た」と言えば、

お母さんに愛されると思っている可能性があります。

もちろん、子供の無意識ちゃんが言わせているので、

子供は向こうでそう体験したと、言ってきます。

無意識ちゃん的には、もう、それが命ですから、

お母さんに愛されることこそが、自分の命に直結していますから、

子供の言うことは真剣で、命がけです。

潜在意識的には、これは命乞いの言葉なのです。

でもこういう映像には、かならず、

そう言わせて、

喜んでいる大人の姿があるのを忘れてはいけません。

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今日、書いたことは、昨日書いた、

「知ることが大切、知ったあと、自己否定してはならない。」

という昨日の記事と矛盾するように感じる人もいるかもしれませんが、

矛盾してないんです。

子供の頃にしていた役割や、感じてた感情が、

ただただ、親や環境から押しつけられたもの、与えられたものだったと、

心のそこから、知るためには、

何度も、何度も、インチャを抱きしめて、

この子がわかって納得するまでは、

何度も「知る」ことをしないとならないです。

全身全霊で知れば、後の変化は勝手にする。

でも知るまでは、何度も繰り返さないとならないです。

これは自己否定や、変わらなきゃ!とかとは別なのです。

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