欲望による希望的観測による欺瞞

私達の中には宇宙霊と呼応するチャンネルがあります。

しかし、それは自分の中に信念体系があると、
その信念がそのチャンネルを覆い隠しています。

この信念があるとその宇宙霊と呼応することが難しくなり、
霊感と思うものすべてがただの妄想となります。

まず、私達は、

信念を、自分が持っていることに気が付かないとならないです。

「持ってるだろ、持ってんだよ、俺は!」
と自分に言い聞かせないとなりません。

多くの人はこれを拒否します。
自分が信念や欠点を持ってるとは認めたくないのです。

そんな時は、
「でも持ってるじゃないか!」と自分に言い聞かせないとならないのです。
持ってない人などいないのです。

そして、その信念体験に挑む必要があります。

信念体系を持ってることも、欠点があることも、
決して恥ずかしいことではないです。
そして持ってたからといって、絶望する必要もないのです。

でも多くの人は、そうしたものを発露するのは、
とても恥ずべきことだと思ってしまいます。

恥ずべき自分は隠しておかなければいけないし、
自分はポジティブで素晴らしい存在である自分しか認めたくないとさえ思います。

そうして、
自分の内にある信念体系を直視することを拒否するのです。

その態度は捨てないとならないです。

その態度があるから、

あなたはずっと不安で、怯えていなければならないからです。

ですから、冷静に正確にその信念と欠点を見ないとなりません。

この作業は誰も肩代わりできません。
自分でしかできない作業です。

一人で挑み、一人で超えないとなりません。

そして、自分の持ってる信念を徹底的に調べ上げ、
真剣に考える努力をしないとならないのです。

この態度がないならば、霊的なアクセスなどまず無理なのです。
アクセスしているつもりが、ただの妄想にしかアクセスしていないのです。

そこには神聖な導きはありません。
ただのエゴの延長でしかないのです。

ピアニストを見ればわかりますが、
地道な訓練を省いて、素晴らしい演奏をすることは無理です。
霊感に満ちた芸術的な演奏をすることも、
そうした芸術的霊感を得ることさえ無理なのです。

私達の人生もまさに同じです。

自己を鍛練する謙虚な気持ちを省いて、
偉大な宇宙霊と交信することはまず無理なのです。

いや、そんなことない。
好きな事を、好きなように、楽しくやってればいいと思いたい方もいるでしょう。

ワクワクすることを追いかけて行けばいいだけ、って思いたい方もいるでしょう。

そうすれば、なにかワクワクした軽いエネルギーが
あなたを素晴らしい世界へいざなってくれるのではないかと思いたい方もいるでしょう。

ですが、そうした、態度で本当に上手く行ってる人をみたことがありますか?

本当の意味で、ワクワクしていこう!と言って、
その真意を本当に伝えている方は、
ワクワクする自分になった経緯を必ず持っています。

セルフィのたなか愛さんは、
「キラキラしたワクワクした自分を追いかける」と言って写真を撮っていますが、

そこに至るには、沢山の人生転換を余儀なくされ、身体を悪くしたこともあり、
そうして、自分の信念体系を壊す体験をした先にそのワクワクの世界があるのです。
高次と繋がれる世界に入ったのです。

そのプロセスを省いて愛さんは存在しません。

愛さんが高次と繋がれていることは、あの写真が物語っています。
高次と繋がれた人は、素晴らしい作品が作れるようになるのです。

セラピストであれば、良いセッションができるようになるでしょうし、

占星術師であれば、素晴らしいリーディングができるようになるでしょう。

それが高次と結ばれている証拠なのです。

そうした、高次と繋がれた世界を知るには、
自分を本当に知る必要があるのです。

自分の弱さ、欠点、信念、そこと向き合うのだと、
自分に言い聞かせないとならないです。
それを省いてその向こうの世界には行けないのです。

省こうとすれば、あなたの潜在意識は
あなたに変化を余儀なくするような試練を与えるでしょう。

欲望による希望的観測に満ちた欺瞞に包まれてはいけないのです。

欲望による希望的観測による欺瞞。

それが今のスピ業界にはびこる悪です。

現実を全くよくしない、
得たいの知れないポジティブシンキングは、

この欺瞞からやってきます。

自分を見ず、現実を見ず、
そうした盲目な状態で、
人生を良くすることはできません。
霊的に向上することはありません。

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写真NASA

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