初めに言葉があった。言葉は神のもとにあった。言葉は一柱の神であった。言葉は最初に、神のもとにあった。そこで全てが発生した。言葉を通さずには、何も発生しなかった。言葉の中に命があった。そして命は人間の光であった。
わたしは身体は言葉でできていると思っている。
誰がなんと言おうと、身体は実は言葉でできているのだ。
フォーカシングなどしてみるとよくわかるが、
身体の状態を言葉にしてやると、それだけで身体は変化する。
言葉にしない前までは、無意識の言葉にならない言葉に支配されつづいているのだが、
言葉にした途端に、症状が緩和される。
言葉にした途端に、言葉どおりになるのではなく、
身体から無意識の言葉が抜けて、身体の外に症状がでて、一気に楽になるのだ。
言霊といって、悪い言葉を使うとその通りになるとかいう思想があるが、
わたしは、それは逆だとおもっている。
悪い言葉を使えないという「恐れ」
その恐れこそが一番恐ろしいものを連れてくる。
「悪いことばを使えないという恐れ」は、最悪の事態を引き寄せるための最高の技術だ。
これぞ最高の黒魔術と言いたい。
この術を使いたくない時には、その恐れを全部、口にしてしまった方がいいし、
それができれば、確実に色々な事が好転していくだろう。
頭で考えるとかではなくて、口に出して言うのだ。
自分が死ぬかもしれないと思う人は、頭で考えたり思うのではなく、
「死ぬかもしれない!死ぬかも!死ぬかも!」と声にだして、いうといいのだと思う。
できれば大声で、感情を込めて言うのだ。
それを口に出さないから、はげ口を失った身体とこころと思考は暴走する。
暴走して、その最悪をひきよせるのだ。
最悪を引き寄せたくない場合は、
何が何でも口にだして、言うと良いのだと思うのだ。
だが多くの人は逆をやりがちだ。
最悪を口に出したら、本当にそうなるかのように思うのだが、
出さないかぎり、本当にそうなるだろう。