ヒプノ体験とは何なのか。

ヒプノを受けた方が、
しばらくたってから、
あの時のヒプノで見た光景が、
その意味がじわじわとわかってきて、
今の状況や環境に、とても幸せや納得感を感じる
というようなご報告が時々あります。
ヒプノというのは、
その人の潜在意識の奥を開いていくものです。
この潜在意識というのは、
普段では体験することのできない、
日常生活では体験することのできない、
あなたの中に眠っているとてつもない可能性なのです。
この可能性の宝庫、あなたの中に眠っている、
燦然と輝く可能性の宝庫へのアクセスが、
ヒプノによって、可能ということです。
ですので、
それは、普段の日常の私たちにとっては、
とても、把握しきれない、
なにかとてつもない大きな意識だったり、可能性だったりするので、
ヒプノを受けてもしばらく、その大きさゆえに
なんだかわからないような気持ちがすることも多々あります。
つまりそれは、
私たちの普段の意識が、とても日常の細かいことにとらわれていますし、
小さな自分で、悩んだり悲しんだり、喜んだり怒ったりしていますから、
その小さい意識で、大きな可能性を目の当たりにしても、
それを把握できない感じがするのです。
つまり、それは象をあまりに目の前で見るがゆえに、
その像の皮膚の灰色のような茶色のような皮膚の色とその質感しか見えず、
時々ちょっと毛が生えてるのがみえるけども、
それが象だということがわからないというのと似ています。
それが象で、すごい力をもっていて、自分の何倍もあって、
何も持たずに、お金も家も持たずに、武器ももたずに、
それでも、あのサバンナで生き抜くことができるという、すごい能力を持っている存在であるということに
気がつくためには、象から離れてもっと遠くから見なければなりません。
それと同じように、ヒプノでみた映像が、
近視眼すぎると何をみたのかわからないというようなことも起きるでしょう。
しかし、ヒプノはそれでも、
あなたが何をみたかわからなくても、
あなたの無意識はそれが何か完全にわかっているのです。
あなたの潜在意識は嘘をつきません。
嘘をつくのは意識だけです。
あなたの潜在意識は決して嘘をつきません。
その潜在意識と出会ったこと、その潜在意識の中に入ったことによって、
あなたの意識は、それ以前とは全く違っているのです。
それまでの小さな意識は、以前より大きくなっている。
細かいことにとらわれていた意識が、以前よりずっと大きくなっていて、
それはあなたの意識ではわからないかもしれませんが、
あなたの無意識はそれを完全にわかっていることでしょう。
その潜在意識は可能性の宝庫なのです。
顕在意識はいろんなものにとらわれています。
過去や、環境、生まれ育った中で培った様々な思い癖など。
しかし、潜在意識の奥の奥は、そうしたものから解き放たれて、
大いなる存在や、そうした存在と融合する、とてつもない大きなものが
あなたの中にあるのです。
その一辺をあなたはヒプノによって体験することができるでしょう。
そうすると、そこから今までは体験することのできなかった、
大きなエネルギーのチャージが起こるのです。
この可能性の宝庫を意識せず、体験せず、そのまま放置しておくのは実にもったいないことです。
でも、体験してもすぐにその効果が解らないことも多々あるでしょうけれども、
それでも、自分の動機や存在を納得するツールになることは間違いないと思うのです。
私は１０年以上前に受けたヒプノの光景も私にとってはとても大切な場面となっています。
そして、それがあるがゆえに、今がまったく苦痛じゃないというタイプの事も沢山あります。
例えば、私の結婚生活とかについても、色々あっても今は全く苦痛じゃないのです。
ヒプノを受ける前はとても苦痛でした。
自分の中で納得いっていなかったからです。
人というのは、潜在意識で納得したことは、とてもたやすく納得できる。
同じことが起きても、自分の納得感があることには、苦痛を感じないということがあります。
会社勤めや友達関係、色々なことがあると思いますが、
納得いっていないととても苦痛ですが、
それが、例えば過去生にこういう理由があって今一緒にいるんだな、というのがわかると、
もうそれだけで、なぜか苦痛感を感じなくなる。
つまり人というのは、理由がわからない時に苦痛を感じる存在なのだということが言えると思います。
そうした意味において、
ヒプノは時間や空間を超えて、
私たちの存在理由をわからせてくれるツールではないかと思うのです。