昨日からまた新しいレメディを飲んでいる。これが一体なにに効くかはわからない。
第一、これが一体何のレメディかわからない。
もらったレメディには暗号のようにローマ字が刻まれている。
おそらくネットで調べれば何のレメディなのかは出てくるだろう。
しかし、それをあえて、調べずに飲む。
自分がどのような心境変化をもたらすかは計り知れない。
おそるおそる、暗号の書かれた袋からレメディを取り出し、
口の中に放り込み、電気を消して床についた。
私は基本、一眠りしたら起きる。目が覚めたときが2時出あろうと3時であろうと、
はたまた4時であろうと、5時であろうと、
目が覚めたときが自分にとっての朝だ。今朝は3時30頃目が覚めた。
そのまま起き上がって、居間へ行くと長男が電気をつけたまま寝ていた。
私は目が覚めたときが朝だが、長男は自然に眠りについたときが夜らしい。
俺たちは自由人だなと思う瞬間だ。
そう地球は勝手に定時刻に明るくなったり暗くなったりしているのだ。
この時間に縛られるかぎり、私達はがっちりと地球に縛り付けられる。
朝起きて、長男のために電気を消し、布団をかぶせ、
コーヒーをいれて、パソコンを立ち上げ、
猫の耳子が起きてきて、なにやらひとしきりあれこれ要求され、
蚊にさされながら数匹の蚊を退治に成功し、
自分の反射神経に自画自賛を感じた。
こうして、だんだん、しらじらと朝を迎える。
地球がここいら周辺の人間を起こし始める時間だ。