物事には必ず裏と表がある。

物事には必ず裏と表があります。

これは必ず、です。

たとえば、優秀な傾聴カウンセラーは、人の話しをよく聞きますが、

それをやり続けていれば、自分の意見を言いにくくなりますね。

これは当たり前です。

そう訓練しているのですから。

それを批判的にとるならば、

「自分の意見をその場で言わない人」とかとなります。

しかし、ホンモノの傾聴セラピストであるならば、

それは当たり前の態度となります。

プロであれば、そんなものは当たり前なのですが、

この視点は、プロでなければ、わからない視点なので、

アマチュアは低い視点でそれを批判してきたりします。

「ちゃんと相手に自分の意見をその場で言え」とか言ってきたりしますね。

でも、プロのみなさんは、そんなことに気を取られてはいけません。

もしそんな批判をしてくる人がいたら、縁を切ったほうがいいです。

なぜなら、仕事の邪魔だからです。

潜在意識的には、

それは自分のインナーチャイルドが、

「ねぇねぇ、ちゃんと私にお話ししてくれない?」とか言ってる状態ですね。

要するに甘ったれているのです。

甘ったれた自分が顔をだしているのですね。

甘ったれている自分に足元取られたいと思うのであれば、

そういう批判をしてくる人とまともに付き合ったらいいでしょうけれども、

自分はプロと思うのであれば、その裏の面をヨシとして、

つまり自分の欠点として批判された面を、改善してはいけないです。

それを改善しようとするならば、プロとして積み上げたものをドブに捨てるも同然。

インチャは言ってきます。

「言いたいことはその場でばーんって言えばいいんだよぉ」って。

それを他人を通して言ってきます。

そんな時は、その人に

いちいちプロのセラピストとしての心構えなんか解くよりも、

(どうせ、そんなものは相手に言ってもわかりません。爆)

自分のインチャにきちんと対峙しましょう。

そうするとインチャが変化して、

そうした批判をしてくる人とも縁が切れたり、

相手が変わったりします。

物事には必ず表と裏があります。

プロというのは、何かの能力を突出させるわけですから、

その裏の面も突出してきます。

オールマイティに素晴らしいとかありえないのです。

これは法則です。

優しい人は優柔不断だし、

仕事ができる人は、他人に厳しいです。

愛の深い人は、恨みも深いです。

博愛の人は、1人の人への愛情は薄いです。

マザーテレサが沢山の人を助けながらも、

1人1人には冷たかったというのも

当たり前なのです。

沢山を助けたいならば、1人1人に構ってる暇はないのです。

優しい人が好きな人は、その人の優柔不断さを批判するのは、支離滅裂です。

優しいのに決断力があるとかありえません。

決断力とは、選んだもの以外への愛情を断ち切ることなので、

決断力ある人は、万人に優しいはずがないのです。

人はエゴイスティックに、何でもできる人を求めがちですが、

そんな人はこの世にはいません。

だからこそ、自分が何を目標としているのかを見定めないと、

ものすごくふらふらして、

どこにも行きつきません。

優しさと決断力は同時には得られないのです。

もしプロのセラピストになりたいならば、

その場で自分の意見をはっきり言うとかができなくなっても当然です。

相手が受け入れる体制にあれば言うでしょうけれども、

その体制にないと判断したら、言わないを選択するのは、

プロとして当然の態度なのです。

その自分にはっきりとOKを出しましょう。

そうすれば、あなたを批判する人はあなたの周りに現れなくなります。

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