最近でこそ、
物理学と潜在意識との融合や
物理学とスピの融合が、
ちまたで聞かれるようになってきたけれども、
この流れは実は、かなり前からある。
私が初めて、量子物理学の話しを聞いたのは、
父からだと思うが、
それはまだ私が10代の頃だ。
えっと、つまり30年も前だ。
(ええええ!?30年!? 驚! もう30年もたったのか!!!?)
(自分で書いて驚く!笑)
父は、私に、
スタニスラフ・グロフの「個を超えるパラダイム」という本を渡して、
物理科学でわかってきた事と、精神世界がいかに近づいてきたかについて説明された。
この本には、物体と意識との関連について書いてある。
父は、この本の内容に大変興奮していて、
本当に面白いので読んでみろと、私にグロフの本を渡してきたのだった。
父は、すごく読解力があり、
自分が一度読んだ本を人に説明するのが非常に上手かった。
私はそこまでの読解力がなくて、読みながら、
この文章をあんなふうにわかりやすく説明する父は凄いなと思ったものだった。
私はこの本にでてくる、フィードバック装置に大変興味をもって、
どうにかしてフィードバック装置を体験できないものかと、色々試したことがあった。
今思えば、この10代の頃に、
この本に出てくる神秘体験のすべてが、不思議で不思議で、
全てを手に入れたいと思ったものだったが、
30年たった今、
この本に紹介されているものは、
今や、全て私の手にあって、
手にあるどころか、
他の人にも、その神秘体験を体験してもらうことさえ可能になった。
感慨深い。
さらにおもえば、父は誘導瞑想のテープを沢山もっていて、
ボイジャーエクセルも持っていた。笑い。
よく考えるとおかしな人だった。
その後、父は
外資のコンピューター会社の日本支社の社長に就任した。
もともと世界を飛び回っていたけれど、
その後はもっと世界を飛び回るようになった。
そんな父も死んで7年たつ。先日7回忌をおこなった。
今でこそ、
インターネットは当たり前の時代となったので、
もうあたりまえと感じてしまうけれども、
父がコンピューター業界に携わってた時代は、
まさに急成長の時期だった。
まだ家庭にインターネットが繋がれてなかった頃、
父は言った。
「これからの時代は、インターネットで料理のレシピを見ながら
おかずを作る時代が来るんだよ。」
「家庭の中にもインターネットが来るんだ。」
父はそのネットワークの内部の仕組みを作っていた。
まだまだアイフォンなどなく、アップルが一世風靡する前の時代だ。
新しい時代がくる。
いつも父はそう言ってた。
そう、新しい時代が来るんだ。
まだまだ新しい時代がくる。
わたしも、今、そう思う。