藁人形論法ってご存知ですか?
- 相手が示した意見を歪め、あるいは一部のみを取り出して解釈し、それを相手が発言したかのように言い返す。
- さらに発言を引用する形で一見では否定しがたい自論を作り出し、自らの発言の正当性を補強する。
- 相手の意見に同調する不完全な擁護意見を持ち出し、充分な主張・再反論がされたようにみせかける。
- 発言の中から一見関係ありそうな問題や考え方を取り出し、さも相手側の意見はこれを象徴するものとして非難する。 wikiより
例1
A:私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。
B:そうは思わない。なぜなら子どもが屋外で遊ぶのは良いことだからだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。
「道路」としか言及していないことに対し暗黙的に「道路=屋外」であると誘導し、さらに「危険だと思うなら家に閉じ込めておけ」という言外の要素を過剰に拡大して解釈している。
例2
X:私は雨の日が嫌いだ。
Y:もし雨が降らなかったら干ばつで農作物は枯れ、ダムは枯渇し我々はみな餓死することになるが、それでもX氏は雨など無くなったほうが良いと言うのであろうか。
Xの一私人としての感情を必要性の問題として解釈し、さらに「嫌いなら無くなったほうが良い」という言外の要素を過剰に拡大して解釈している。
結構テレビの討論会とか、
ネット炎上とかで見る論法ですよね。
こういうの知っておくと、あーなるほどーって思いますよね。笑
先日、西野さんの
話が進まない時に潜む「敵意帰属バイアス」
という記事を読みました。
これも、藁人形論法が随所に使われている気がします。
はい。今日はそれだけ。雑学コーナーでした~。