心理的逆転という思想がTFTにはある。
それはどういうことかというと、
その人の内部のエネルギーの流れが反対になったり、
あるいはブロックされているケースがあるという。
こうした場合、TFTでは、まず最初にこの心理的逆転に対してタッピングせよという。
つまりは、
思考では良くなりたいと思っているのに、
潜在意識的にはよくなりたいと思ってなかったりするのだ。
本人が良くなろうとすると、潜在意識が全力で阻止するようなふうのことが起こる。
こうした場合は、心理的逆転が起きている可能性を考えたほうが良い。
それを取り除くはむずかしくないとTFTの本には書いてある。
それは、EFTで対応するならば、
「私には良くなろうとするとそれを阻止する力があるようだ。
今その心理的逆転を解放します」
みたいなブロック外しのタッピングをすると良いようだ。
この時なぜそのブロックがあるのか、とかいう深堀は必要ない。
「ブロックがある、それを解放する」
だけに集中して、そのことだけにタッピングすると良い。
私はこの心理的逆転は、様々な事に言えるように思った。
たとえば、占星術的に今こそやるしかない!というタイミングや
星のバックアップがあっても、
それを活かせない人も、この心理的逆転があるのかもしれない。
心理的逆転があると、たとえば、素直に前に進めばいい時に、
順調であればあるほど、前に進めなくなるというようなことが起こりやすい。
なので、なぜか前途多難な現実を引き寄せ続けてしまう。
順調で何の障害もない人生は想像できない、というような感じだ。
想像できないから前途多難を引き寄せてしまう。
また、好転反応というのも、ほぼこの心理的逆転からおきるものではないかと思う。
「心理的逆転の修正のためにおこる」というほうが正しいかもしれない。
ホメオパシーのレメディなどを飲みだすと、こうした好転反応というものが起こる。
ほとんどの人がその好転反応は2~3日で症状が引き、そのまま改善していくが、
心理的逆転が起きていると、その好転反応から脱せなくなる気がする。
(*これは私の個人的な意見です)
自分はこのまま良くなってはいけない、と潜在意識が全力で抵抗するという感じだ。
こうした場合も、まずはその心理的逆転の修正を行ったほうが良いのではないだろうか。
TFTでは鎖骨呼吸法とか心理的逆転スポットをタッピングするなどの方法があるようだ。
EFTでは、その阻止にたいして解放するという言葉を使っていく。
そうした方法を使うと良いのではないかと思う。
こうした心理的逆転・・つまりは天邪鬼というか、へそ曲がりというか、
そうしたものが、
自分の傾向としてあるかどうか理解しておいたほうが良いと思う。
自分で「その傾向がある」と認識できれば、
見つけさえすれば、自分の扱いは俄然かわる。
いままではただ、明るい方向に何とか進もうと頑張ったかもしれないけれど、
それでは潜在意識が抵抗するばかりである。
そうして、潜在意識が抵抗すればするほど、人生がこんがらがる。
いい仕事がしたいけど、したくない。
朝は起きたいけど、起きたくない。
部屋は掃除したいけど、したくない。
結婚したいけど、したくない。
子供は好きだけど、好きじゃない。
好きだけど嫌い。
嫌いだけど好き、
もう、なにがなんだかすっかりわからなくなってしまう。
こんな葛藤もちの方は、心理的逆転を疑うといい。