ヒプノ体験記

今日はヒプノ体験記です。
メールをおよせ下さりありがとうございます。
「みなさんの体験記をすごく楽しみにしているんです!」とおっしゃる方もいる
人気のコーナーでございます。
ヒプノ体験記は
自分の体験でなくても、人類共通の感情や信念があり、普遍的なものがあり、
そうした自分と共通の何かを見出した時に、そこに沢山のメッセージがありますね。
それはブライアンワイズ博士の被験者だった、キャサリンの体験を読んでいてもそう思います。
ブライアンワイズ博士は一人の被験者さんの事しか書いていないのに、
それは大勢の人の共有する体験のような気がします。
こうした体験記は、様々な人生の意義深さを感じたり見いだせたりしますね。
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私はその日、事前に、夢を見ていました。
夢の中で私は、地球のどこかにいるはずの、
運命のパートナーを捜しているのですが、
その存在は逃げ続けています。
真っ黒い影のような人物が、ずっと遠くを逃げていて、
どうして私は、どこかにいる運命の人と
一緒になれないのかしら??と、悲しんでいます。
鎌倉のお洋服屋さん(清楚な雰囲気、百合の紋章が象徴)に、私はいます。
そこには、お笑い芸人の「ピース」の又吉さんにそっくりの男性がいました。
繊細で優しい心の男性です。
又吉さん的な男性は、私の運命の人ではないのですが、近い存在です。友人です。
鎌倉のお店の女の子が、夢の中にいました。とても清楚で可憐な静かな、真面目な女の子です。
(百合の紋章…って、実は、シスターの象徴らしい)
又吉は、女の子に出会うと、がっ!!と腕を掴むのです。
そしてふたりは結ばれたようです!!
私は大変、驚きました。
あんなふうに、手を、がっ!!と掴まれる事なんてあるんだなあと思いました。
「いいな、わたしも、いつの日か、がっ!!と腕をつかまれることはあるんだろうか」
そう思って目覚めました。
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私はなぜか、その夢の話を、谷原さんにしました。
谷原さんは、ヒプノ中に、
その夢の女の子の中に入ってみようとおっしゃいました。
しかし私はその女の子の中には入れませんでした。
又吉さん的な男性に対して、何か複雑な感じ…
私は、その修道女的な清楚な女の子とは、
自分が何か、種類がちがうと感じています。
(あとで、思うところあり、私の元主人にも話をしてみたところ、
その又吉さんに似た男性は、
元主人の象徴ではないだろうか、
という話になりました。)
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場面は変わり。
私は教会のシスターで、みなに神様の言葉をお伝えしています。
海が見える、白い石造りの質素な教会、800年代地中海、ヨーロッパの南の方。
おそらくギリシャ。
意識は、すごく重くて、動きが無い、自分の身体が教会と一体化していた。
意識が重い、感情が無い、体が教会と一体化してる、そんなイメージです。
がんばっているのでしょうけれども、私はただ自然に生きているだけで、
あまり感情の動きはありません。
ただ神の仕事をしているだけです。と、思ってる。
そう、感情が、無いのです。時々海を見ているだけです。
海には船がやってきて、シスターの私は旅人に会うみたい。
実際に会ったのか想像だったのかはわかりません…。
でもその旅人と、私は海にいて一緒に海を眺めていました。
旅人とは一緒に行けません。私は教会での仕事があるので、
自分の個人的な感情で、動くわけにはいかないのです。
ましてやこの聖職を捨てるなんて。
私にしか出来ない仕事があり、私はこの土地を平和に保つ、
義務と責任があります。
みんなを捨てるなんて、とてもじゃないけど、出来ません。
ひどい争いがありました、その争いをおさめるための教えを伝え、
平和を保つ役割が私にはあります。
もう二度と血を見る訳にはいかないのです。
旅人はおそらくひとりで行ってしまいました。
場面は変わり、私は、教会で子供たちに音楽を教えていました。
割と、楽しそうです。
意識はかつて、教会の床のあたりに沈みこんでいたのに、
今度は教会の高い天井のあたりにありました。
そして次の場面になりました。
もう死期が近い、老婆のシスターである私。
死ぬ時には、私は、高い塔の上で、
ベッドに横たわりながら、
真っ青で綺麗な空を見ていました。
白い鳥がたくさん飛んでいます。
私の意識は白い鳥と時々同化していました。
段階があったのだと気付きました。
かつて、教会と同化していた重苦しい意識は、
音楽とともに、教会の天井に上がり、
そしてついにはお空に浮かんだのだ、と思っていました。
段階を経て、どんどん、高いところに上がって行ってます。
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シスターとは別に、
元修道女の、おてんばな女の子も出て来ました。
その子は、旅人…海賊と一緒に海を渡れます。
そして、どこかの酒場で、酔っぱらいたちに
囲まれながらウェイトレスをしています。賑やかで楽しいです。
ジョニーデップ的なジャックスパロウ海賊が、
にこにこと優しいまなざしで
私のことを見てくれていました。
私は満足でした。
(これはもしかしたら、死後自由になった、私の父親の魂の姿かもしれない。
真面目なサラリーマンでしたが、鉄道マニアで、本当は旅をしたがっていました。)
ウェイトレスのその後はわかりません。
あまりはっきり出て来ませんでした。
もしかしたらその未来があるのかもしれません。
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ヒプノで掘り起こしたシスターは、まだ時々出て来ます。
まだF27に完全に送れていないような気もします。
真面目で厳しく、根っこに絶望と不安を抱えている、
一神教という信念体系に囚われたシスター。
何千年も私の中にいたのであろう、その人を、
私はこれから、浄化していきたいと思っています。
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ウェイトレス的な…自由で気軽な自分になれて、
シスターも、もっと気軽な感じになって、自分の中で使いこなせるようになったときに、
私の人生は、身軽で楽しげなものになれるのかも。
運命の人なんて本当はどうでもいいことなんだろうなあと、
ウェイトレスの女の子の表情からは、そんな感じがしました。
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その後受けた、天音なおみさんの恒星占星術の講座で、
私の運命として、
「たくさん情報を拾い集めて来て、最後、全体のために奉仕する」
という流れがわかりました。
特に大きな役割があるわけではなさそう…、
小回りがきいて、自由で、でも無心で、楽しげに奉仕しているってイメージが来ました。
特定の個人とか特定の主人…家族…に対して、
家庭の中で窮屈に尽くすのではなくて。
そして自分の精神は、居心地の良い自分だけの好きな空間にいる(12ハウス月)
だけど、社会的な活動としては、
大きな全体のようなものに、自由な形で尽くして行く、
自分が何より楽しんでる。
自由なネットワークを、
自由自在に築いてて、そこに自由にアクセスしながら
全体を編み上げて行く。
そんな流れを感じました。
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谷原さんの誘導は、力強くて安心感がありました。
不思議なのですが、
谷原さんは見た目、端正でお綺麗な方で、
ですが笑顔が可愛らしくて私には少女のように可憐に見えます、
しかし力強くて、誘導に安心感があり。
怖い場面もなく、静かに、的確なものを見る事が出来、本当に良かったと思います。
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ありがとうございました。
前世のシスターはまだ出てくるとのことですが、
見た前世と今の自分との統合化の作業をしていくといいですよね。
そうすると、全く違う自分が生まれてくる。
それは今までと全く違う、というだけで、実はより普遍的な自分なのですね。
割れた自分を回収して、より高い次元の自分、高い視点の自分が生まれてくる。
一昨日、嫌な自分と良い自分を統合化するという作業を、
自分でやってみたのですが、本当に面白いのです。
あ、なるほど!
というような、アハ体験でした。
前世に良い悪いとかは無いんです。こんなにすごい人だったからOKとかいう事もなければ、
こんなに悲惨だったからネガティブ・なんてこともない。
ただそこにあるのは自分の側面であって、それを集めて今の自分と統合化したときに、
違う自分が生まれてくる。より視点の高い、より普遍的な自分・・
そうした自分を見出すことが大切なのだと思います。

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