心理的逆転と革命家のなれの果て

ウェルネス・キネシオロジーの講座を私が受講したのは、
キネシオロジーに興味があったというよりも、
一重にトッピング博士の「心理的逆転」についての講座が受けたかったからだ。
私が個人セッションをしていると、この心理的逆転のケースに多々出会う。
心理的逆転はとても苦しい症例だ。
クライエントさんをそうした状態で放置するわけにはいかないと思うのだが、
だが、今までの私にはそれにどう対応していいかがわからなかった。
だから、どうしてもこの心理的逆転に対応するスキルが欲しかったのだ。
そのカリキュラムはリリース3で、丸1日、心理的逆転についてだけのみっちりした授業があった。
心理的逆転とはなんだろうか。
その定義は、『自然治癒を妨げ、効果的な治療が効果を発揮するのを遮断する状態。』である。
つまり「心理的ストレスから解放されて楽になりたい」と願いながら、
その人の潜在意識が「絶対に楽になってはならない」とブロックをかけている状態なのだ。
こうした心理的逆転を持つと、
個人セッション等で、急激な魂の解放を感じてしまったときにこそ、
その症状は牙をむく。
効果が高ければ、高いほど、
その後に、潜在意識が全力で引き戻そうと頑張る!
潜在意識は言う。
「なにがなんでも治療に効果があってはならないし、絶対に良くなってはならない!」と。
本人は苦しい。非常に苦しい。
決して頭ではそうは望んでないからだ。
そうした例を何度となく見てきた私は、
「これにどう対応したらいいのだ!神よ!」という
藁をもすがる気持ちで、私はウェルネス・キネシオロジーの講座を受講したのである。
トッピング博士は素晴らしかった。
心理的逆転への治癒の仕方は、
さらによく研究して見に付けたいと思う。
沢山の臨床を経験したいと思う。
繰り返すが、
この心理的逆転の症例は、効果の高いセラピーであれば必ず出くわす。
ヒプノセッションだけではそうした症状があることに気がつかないかもしれないが、
それはただ、気がつかないだけなのだ。
ヒプノにEFTなどを交えたときに、ブロック開放度が高すぎて、こうした症状に出くわすのだ。
そしてこの症状を潜在的に持っている人は、いろんなセラピーを体験しているが、
あと一歩のところでなかなか脱せない、良くならないということを繰り返している。
しかし、キャラバン博士は心理的逆転への対応をし始めてから、治療効果が倍以上に上がったという。
私も期待したい。
こんなところに書いて良いかわからないが、
私は時々、今日の個人セッションは上手くいかなかったな・・と思うセッションがある。
その度に、いかにして対応したらいいのか・・と考える。
そして、なんとか次には、より良いものでありたいと思う。
それが私を次に次にと進ませ、
私を一治療家としての勉強へと追い立てるのだ。
私は自分が何かになりたいとは思わない。
セラピストでありたいとも、治療家でありたいとも、
カウンセラーでありたいとも、
誰かを支えたいとも、ちっとも思ってない。
私は私であるだけで、
そして、自由を求めているだけなのだ。
全ての活動はただその一存のためだ。
同胞が何かに縛られて自由でないのは見て見かねるのだ。
これは魂の自由を目指す革命家の
なれの果てなのだよね。

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