多くの人が自分が何を考えているか気がつけない状態で、
それは眠っている状態でだそうです。
目覚めるというのは、
まずは自分が何を考えているか気づける状態だそうです。
目覚めた時、初めて自分と世界を知るのだそう。
そもそも、なぜ自分がそう考えるかに気づけたとき、
それは自分と世界を深いレベルで知る段階だそうです。
以上は、ある先生のブログに最近書いてあったことです。
端的に言葉にされていて、すごいと思いました。
本当にそうだと思います。
自分が何を考えているかに気がつく。
人はとても眠った状態にいます。
インナーチャイルドワークなどをしていると、
「なぜ、普段、自分が、このシチュエーションになると嫌な気持ちになるか」
というような事にワークすることは多々あります。
例えば、
「家に帰宅したときに、旦那が不機嫌そうにしているのを見ると嫌な気持ちになる」とか。
そうすると、多くの場合、
とても似たシチュエーションで、元のトラウマとなった事件が出てきます。
その時、多くの人が
「え、こんなことが原因だったのか・・」と愕然とします。
「私はこう感じていたのか。こういう出来事から、こんなことを感じていたのか!」と。
初めて自分が何を感じていたのかに気がつく瞬間がきます。
そして、なぜ、自分がこのシチュエーションを嫌だと思っているかという理由がわかると、
人はそこから解放され、もう、二度と気になることがなくなります。
また、二度と同じような出来事も起らなくなります。
そもそも、なぜ自分がそう感じるのか、そう思うのかを理解できたとき、
初めて自分を深いレベルで理解ができ、
自分を深いレベルで理解できたとき、
初めて他人の本当の魂を理解でき、
他人の本当の魂を理解できたとき、
世界を深いレベルで理解することができるのだと思います。
自分がわからないうちは、
他人のことはわからないし、
世界のこともわからない。
真理への道は、
まずは自分を知ることから、ではないでしょうか。
自分を知るというのは、
難しい話しではありません。
自分が何を考えているかに気がつく事。
そして、なぜ、そう考えるかに気がつく事。
そこに目覚めないと、その先には、何も積みあがりません。
どんな教義も、どんな叡智も、
血肉にするには、まず自分が、自分の思考に目覚めないと。