昨日はバガヴァッドギータの読書会に行ってきました。
いつもながら、keiさんの膨大な知識とすばらしい解説に圧倒されます。
バガヴァッドギータとは、
インドの大叙事詩、マハーバーラタの最大の盛り上がりの一場面でございます。
それは、クルクシェートラの戦いの前、
絶対に親戚と戦いたくないというアルジュナに、神の化身であるクリシュナが
「なにをとぼけたこといってるんだ、このたわけ! 戦え!」と説得する一場面であり、
その部分だけをバガヴァッドギータといいます。
この部分が理解できたら、人生の多くは理解できたも同じ。
バガヴァッド・ギータの教えに従うならば、人は人生におけるあらゆる不幸や心配から救われる。人はこの世ですべての恐怖から解放され、来世は精神的なものとなるだろう。
(ギーター・マーハートミャ1)
ある意味、このバガヴァットギーターは、いろんな意味でタブーを犯す場面でもあります。
神を味方につけたアルジュナが、
自分の先生や親戚や一緒に育った兄弟を敵にして、 戦う。
身も心も引き裂かれる思いで、
「もういやだああああー」と嘆き悲しむアルジュナに、
神であるクリシュナは、
「おまいは何を女々しいことを言っとるんだ!このたわけめ!正義のために戦え!」
というのです。
そして、人生とはなにか、生きるとは何か、
神とは何なのかをとくとくと教える場面であります。
昨日は読み始めの一節に、
クリシュナが
「心をわたしに密着させて、
全意識をもってヨーガを行えば、疑いなくわたしを知ることができる」
という一節があり、
参加者さんのお一人が、「この心をわたしに密着させてってどういうことでしょうか」と
ここに衝撃を感じたとおっしゃってるかたがいらっしゃいました。
ええ、ほんとに。よくよく感じ入ると、
心をわたしに密着させてってすごいことですよね。爆
でも、信仰とはそういうものかなと思います。
私は、私自身は、
本当にたくさんの奇跡を起こすほどの信仰を持った経験があって、
えっと、あの、
信仰の力ってもっすごいんです。
ある一定レベル以上の信仰を持ってしまうと、
マジで、目の前でバシバシ奇跡とかが普通に起こる。
聖書に、
ちょっと言葉が正確ではないかもですが、
「もしあなたが山をも動かすほどの信仰を持っていたとしても、
愛がなければなにも役にたちません。」という一節が、
新約聖書の最後の方にありましたね。
有名な一節ですね。
愛とはなにか、について書かれている一節です。
そこに、「山をも動かすほどの信仰」とありますが、
本当にある一定レベル以上の信仰をもつと、山さえ動くのですよ。
え、谷原、頭おかしい?爆
いえ、あの、私は、自分の信仰の力で、
物質の形状を変えてしまったことも、
ご飯を増やしたことも、
花の形を変えたこともあるので、
山をも動かすことができるって、
それは当たり前じゃないかな、とか普通に思える自分がいます。
これは一度体験すると、「そりゃそうだろ」と思えるものです。
聖書にかかれている奇跡とかいわれるものは、
ほぼ間違いなく実際にあったことだと思います。
でも、今はそこまでの信仰をもってないので、爆爆
「それはある一定以上の信仰生活にはいるとできるけれども、
今の自分は、その状態にないので、できない」という感じです。
今の私は本当にただの普通の人です。
時に普通以下です。爆
しかし、これは本当に、誰でも、ある一定以上のレベルにいくと、
まじで理解できると思います。
誰でも、体験できると思います。
それは、このバガヴァットギーターのいう、「心を完全に神に密着させた状態」です。
一呼吸、一呼吸、一分一秒の全部を神ながらにしてしまうと、
まじで、普通に、日常に、奇跡といわれるような現象が実に普通に起きます。
これがたぶん、おそらく不二一元論の世界に入る入り口なのだと思いますが、
私はあるとき、それら全部をやめたのです。
なんていうか、「いいや」って思いました。爆
子供も生まれたりして、
ジョジョにジョジョに、
一般的な生活に戻っていきました。
でも一般的な生活に戻るのには、リハビリが必要で、
そのリハビリに10年の月日がかかりました。
私が信仰してたのは危ない新興宗教とかではなくて、
単にインド哲学を理解しながら信仰生活をするというもので、
お金がかかったりとかも一切なかったし、誰かを勧誘せよとかも一切ないものです。
インドのヨギの元で経典を学んだり瞑想したりというものです。
でも、すべてを自分に引き戻さないといけないと思いました。
戻らないといけないと強く思いました。
すぐに信仰生活に入ろうとする自分に、
いや、そっちじゃない、現世に入れ、と何度も何度も命じて、
自分はこの世界に戻ってきた、という感覚があります。
バガヴァットギーターを読むと、
昔の神ながらの生活が、ふーっと蘇ってきます。
あのときの自分が鮮やかに。笑
でも、あの頃には戻りませんけれどもね。笑