時間の概念が人生を救う

昨日は人生計画を立てる話しをしましたが、

もし今、なんとなく上手く行かないと思っているのであれば、

時間という概念を、

自分の中に取り入れるのをお勧めします。

よく、「今ここ」というセリフが一時、流行りました。

未来とか考えて不安になったり、

過去を考えて後悔したりするのは無駄。

「今、ここ」に居てください。

みたいな話しです。

たしかに、妄想に走ってる人は、

「今、ここ」にいることができません。

しかし、わたしがここで述べたいのは、

妄想せよ、という話しではなく、

自分の今と過去をしっかり認識することであり、

無かった過去や、無いだろう未来を想像することではないです。

上手くいかない人がよくやる認識として、

少しでも成長している自分を認めない傾向があります。

いや、認めてはいても、そこに意識がいかない状態にあります。

今、ここのダメな自分、とか 今この瞬間のダメな自分、にしか

フォーカスできないのです。俯瞰の視点がないのです。

なぜ、そこにフォーカスするのか。

きっと、なんらかのメリットがあるからですが、、、

それは、

できない自分でいることで、親に復讐とか、

できない自分でいることで、誰かに依存とか、

できないと、親に可愛がられるような気がした錯覚・・・

などが関係していますが、その話をしだすと長くなるので、

ここでは割愛します。

とにかく何らかのメリットによって、

「今できてない自分」にフォーカスしています。

これ、やっても意味ないです。

上手く行っている人というのは、

できない自分と、できている自分を

とてもナチュラルに客観視しています。

出来ている自分を普通に認め、

出来てない自分も普通に認め、

どちらも平等に俯瞰して見ています。

どちらか一方だけに固執していません。

だから、心が揺れません。

出来ている部分を素直に直視し、

出来てない部分は素直に改善しようと思うだけです。

また、

自分を美化する人も、

必ずうまくいかないですが、

この場合は出来てる自分しか見ていないです。

これも上手くいかなくなる原因です。

上手く行ってない自分を見ることができないので、

改善しようがないので、

人生が全く進まなくなるのです。

つまり、一人の人間には、

必ず、上手くできてる部分と、上手くできてない部分の両方があって、

それが自然であり、普通であるのに、

上手く行かない人は、どちらか一方しか見る視点がないのです。

視点を高くすることが上手く行くコツです。

これは全ての事に当てはまるでしょう。

プロジェクトが上手くいくには、

上手く行ってる点と、上手く行ってない点を客観視できないとです。

自分自身も同じ。

人生をうまく行かせたいと思ったら、

上手く行ってる点と、上手く行ってない点との

両方を、同じ熱量で、どちらかに加担することなく、

見る必要があるのです。

自分を美化すると怒りが生まれます。

自分を卑下すると悲しみが生まれます。

怒りも悲しみも、自分を客観視できない時に生まれるのです。

ではどうしたら、客観視できるのでしょうか。

その鍵となるのが、

時間の概念を持つことです。

物理学的には、時間があるから空間が生まれるのですが、

時間の概念が薄いと、自分の中に空間が生まれず、

客観視の妨げになります。

前世療法というのは、この時間軸の治療なのです。

多くの人は、今ここ、にいすぎていて、

過去と未来の視点がほとんどありません。

だから空間が生まれず、

空間がないから、客観視の妨げになるのです。

自分ファーストの人は、

自分の事しか考えないというのは、

時間の概念がないから起こります。

そのまま行ったら5年後どうなるの?っていう視点がないのです。

自己卑下も同じです。

そのまま行ったら5年ごどうなるの?という視点がありません。

今、ここ、にしかいなさすぎるのです。

5年後という具体的な数字なしに、

なんとなく将来が不安とか思っているのです。

ここになんの客観視もありません。

鍵となる時間については、また次回お話ししたいと思います。

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