守・破・離って、なんかこれ、すごく大事で、
精神の循環とかも表してるきがするんですね。
循環がないと、腐る。
腐って死ぬのね。
生物というものはそういうもの。
循環なければ、腐って死ぬの。
全てのものが循環していますよね。
種は芽をだし木になって実になって熟して落ちて、
そしてまた種になって芽をだし・・・
守破離というのも、
種が最後には実になって木から離れて、別の木になるようなもの。
これが、人生でも何度も起きる。
例えば何か目標をもって、ある体系を学んだとします。
学び始める時は、何か別の体系から離するとき。
今までの概念とか、癖とか、そこから離れて、
離れるから新しいものを受け入れる、そんな時が学びはじめの時です。
この離っていうのは、子供の心で行われる。
子供のワクワクした心です。
そうして、その学びの道に入ったら、守になります。
体系に深く従事する必要がある。守の時期。
これは大人の心が必要です。
いつまでも子供の心でいたら、
何も学べないのです。
いたずらにワクワクする気持に惑わされていたら、
すぐに他の楽しそうなことに心はさまよっていきます。
この世に、インスタントに楽しくなれるものは沢山ある。
テレビもゲームもすぐすぐ楽しくなれますね。
でも、ピアニストになるとか、セラピストになるとかっていうのは、
すぐすぐ楽しくなれるわけではない。
守って精進して、
その先に別の世界が待ってるので、
いちいちワクワクする気持ちがあるかどうかを、
自分に尋ねていたら、ダメです。笑
この時に「あれ?ワクワクしない! わたしこれ向いてないかな?」
とか、思わないようにしてください。笑
精進していくときに、ワクワクなんかするわけないのです。
それでもその別の世界に行きたいという希求によって、成就していきます。
この時に必要なのは、大人の心。自分を律する気持ち。
つまり守は大人の心がなければ、何かを達成することはできないのです。
守が完璧にできる様になったとき、
何かの体系を体得して、別の世界を見た時、
破がでてきます。
破は教えを破り、自分の考えで考える時期。
もっとこうしたらいいかもしれない。を考える時。
このとき、大人として鍛えまくった脳から、
ぴょこん!と子供の脳が出てきます。
出てきてほしいところです。
これ出てこないとやっぱり腐るんです。
ここでは子供心と、大人の心の両方が必要です。
大人の自分を律する心と、子供の好奇心やワクワクする心。
これは、別の世界をみたからこそ、
だからこそ、その別の世界を見た時に現れるワクワクを表しています。
そうして導かれていくと、自然と離が訪れる。
その体系から離れる時が来るのです。
守ができないインチャは、積み上がるものがないので、
別の世界をみることがない。
この時、このインチャを大人にしていく必要があります。
別の新しい世界をみるには、大人の脳が必要なんです。
もしあなたが目標や夢があって、
それを実現したいならば、
子供の脳を大人の脳にする必要があります。
そうして別の新しい世界を見に行く。
あなたの世界を開拓していくのです。
これ、結婚なんかもそうですね。
ワクワクする気持ちとかを追いかけて、
結婚生活とか成り立たないです。爆
最初はワクワクするんだよ。「離」からはじまるからね。
でも、いざ結婚したら、いつまでも「離」的なワクワクでは続かない。
結婚生活は守。大人の脳が必要です。
そうして20年もしてくると、
ああ結婚ってこういうことだった!ってわかる。
別の世界を見るんです。
視点が全く変わってくる。
そこで自然と子供の脳が出てきます。
ワクワクするからです。
新たな世界をみて、ワクワクする。
ここで、ちゃんと子供の脳が出てくる必要がある。
だいたい、この辺で孫とか生まれて、
ワクワクしちゃって、脳が子供になるかもしれません。笑
おお、孫が生まれるってこういうこと!?
親族とか家族ってこういうこと!?
みたいなのが出てくるかもしれません。
いや、もっと別のことの場合もあるでしょう。
それは、それぞれいろんな場合があると思いますよ。
そして、大人は年をとり、
一度子供に帰り、
また守に入るのです。
何かを精進して身に着ける。
ふたたび大人になる。
それから破がきて、離がくる。
子供は新しい世界を見るために大人になり、
新しい世界を見て子供に帰り、また新たな世界をみるために大人になる。
未来永劫。
その繰り返しが、
人類を新しい世界へと、進ませているのだと思います。