心の中に火をともそう

私が20代の頃、とても大切にしていた言葉がある。

その頃は、音楽教室でピアノ講師をしていて、

小さな子供たちにピアノを教えていた。

生徒は30人ほど。

その頃は、少子化の波もあり、ピアノ教室はどこも子供が減って

生徒を集めるのが大変な時期だったが、

大した実力もない私のところにはたくさんの生徒があっという間に集まった。


私はとても大切にしていた言葉がある。

「それは、火のついたローソクは、

他のローソクに火を灯すことができる。

そして、

他のローソクにいくら火をともしても、

もとの火は、決して無くならない。

でも、火のついてないローソクは、

火を灯すことさえできない。

あなたが熱心に情熱の火をともしていれば、

他の人の心に火をともすことができる。

世界中を明るくすることができるでしょう。

心の中に火を灯なさい。情熱という火をともしなさい。」


原文はもっとスマートだったと思う。

これはサイババの言葉だ。

私はこの言葉が大好きだった。

そしてこの言葉を念頭に置きながら、

子供達にピアノを教えていた。

自分が精進し続けない限り、自分がピアノの練習をしない限り、

子供達は練習するわけがない。

彼らにピアノの面白さを伝えられるのは情熱の火だけである。


そう思っていたし、

それは結果として現れていて、

実際に、私の教室にくる子供達は、みんなよく練習してきた。



人の心に火を灯すのは、情熱だ。

それは、知識でも、コンテンツでも、お金でもない。



情熱は伝染する。


インフルエンサーって、

ただ、情熱に従っている人達だ。

自分が本当にやりたいことだけに情熱を注いでいる人たちだ。

その情熱に人は自然と引き付けられるものなのだ。


もし、セラピストとして成功したいならば、

最初の一歩はその情熱の火だ。

その火をぼうぼうと燃やさないとならない。

火がないところに、仕事はないんだよ。










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