世界最高の生き方を見出す実験

昨日と今日と、
セルフ・アイデンティティ・ヒプノ講座を行っております。
この講座、去年の６月から始まって、長々とやっておりまする。
みなさん、それぞれに、「自分を生きる」ということが、
どういう事なのかということを体感認識されつつあるように思います。
みなさんが自分の人生を自分で生きていってほしいと思います。
インナーチャイルドは私たちに特殊なパワーを感じさせることがあります。
自分がすべての原因だと思うのも、インナーチャイルドの仕業だったりします。
こうしたことは、私たちが自己中心性の中で生きる幼児期に、
「魔術的な思い込み」をしてしまったがゆえ、であります。
この魔術的思い込みというのは、
親の何気ない言葉、例えば「お前のせいで私が病気になった」とか
「 お前のせいで全てが台無しだ」などといった、
論理的に飛躍した言葉を、大人が幼児に投げかけてしまうと、
言葉通りにすべてを受け取る時代の幼児にとっては、
「自分はすべてを台無しにする力がある」という思い込みをします。
「自分は人を病気にする力がある」とか。
良く考えてみてください。幼い子供が、全てを台無しにする力などありません。
また、幼い子供が大人を病気にする力なども無いのです。
大人は単にイライラしてたか、自分の責任を子供になすりつけて、八つ当たりしていたにすぎません。
自分の機嫌など、自分でとらなければならないのに、
アダルト・チャイルドである大人は、
幼児という小さな子供に対して、
自分のほうが圧倒的に力も責任もあるくせに、
自分の機嫌を取るという自分の責任を放棄して、
その責任を幼児になすりつけています。
こうしたことは子供に魔術的な思い込みをさせていきます。
自分にはそのような「負のパワー」がある、などという思い込みです。
こうした体験をした子供は、
大人になった時に、何か事態が悪くなったとき、
全ての責任が自分にあるせいではないかという、思い込みをします。
この場の空気が悪くなったのは自分のせい？とか
相手が調子悪くなったのは自分のせい？とか。
人は自分の機嫌は自分でとらなければならないし、
自分の人生は自分で責任を取らねばなりません。
人の人生の責任など、他人が絶対にとることはできないのです。
あなたが、もし、人のために一生懸命に尽くしたとしても、
それは全部自分のためにすぎません。
あなたは自分のインナーチャイルドのために、
自分の内なる満たされなかった思いのために、
人に尽くしたのです。
そして、それは、あなたのために必要な過程であったのです。
他人はそこから何かを受け取るかもしれません。
しかし、それは全部他人の世界のことであって、あなたの世界ではないのです。
あなたの世界としてあることは、
「私は、人に尽くした。そのことで理解したことが沢山ある。
その理解全部が自分の為だ。それは生きることの実験の一つです。
よりよい生き方の模索の一つです。」
ということで、それ以上でも、それ以下でもありません。
私たちは一生を通して、様々なことを体験することを試みます。
それは大がかりな実験のようなものです。
命を懸けた実験です。
愛することの実験。
裏切ることの実験。
裏切られることの実験。
挑戦することの実験。
あきらめることの実験。
そして、生きる事の意味を知ろうとする実験。
それらすべては、神々しい実験です。
私たちは、嘘をつくときでも、真実を語るときでも、
いつでも真剣で、いつでも命がけです。
そして、そこから、いつかはすべての体験の中から、
自分にとっての最高の生き方を創出せねばなりません！！
世界最高の生き方は、一人ひとりの中にあります。
それは画一されたものではありません。
それを見出さなければならない。
全てはその「世界最高の生き方」を見出すための実験だったのです。
私たちはその「世界最高の生き方」を見出す過程にいて、
それを見つけた時、あなたは天命に従って生きることが可能にるでしょう。
そして、また、それはスタートであります。
そこからまた、
実験は続くのです。