EFTプロジェクトにご参加いただきました方から
ご感想メールをいただきました。
スッキリした部分とそうでない部分とあるようです。
この方は以前に私のヒプノセッションを受けたことがあり、
「ヒプノの時のようにスコーンとわかった感じはしないです。」
とお書きになっています。
読者の皆様には、ちょっとわかりにくいかもしれませんので、
少し説明すると、
このセッションは
非常に抽象的な、象徴的なものが出てくる・・というようなセッションでした。
内容的に、EFTの場合、
子供のとき、こういう体験をしたので・・とか、
あの時のあれが原因で・・・などといった、
インナーチャイルド的なものが出てくると、、やりやすいのですが、
この時は「何か理由はわからない」けれども「感情が揺さぶられる」という
それも初めて会った、はじめてみた光景で・・
で、出てきたものが前世体験のようでした。
ヒプノセッションでしたら、前世にドーンと入れてしまうので、
セッションとしてはやりやすいのですが、
EFTだと、クライエントさんも
「こんな気がするけれども、本当かしら?」という
湧いてくるものと、それにたいする懐疑心を行ったり来たりするところもあり、
こんな時はヒプノセッションに切り替えてしまったほうが、やりやすいのかもしれません。
EFTは基本的にネガティブな感情を癒す、手放す、リフレーミングする、
物事に張り付いた表象をはぎ取るためのセッションです。
しかし、ヒプノセッションというのは、
リフレーミングや表象をはぎ取るためのセッションだとは
私は考えていません。
もちろん、そういうヒプノセッションもこの世には存在していて、
EFTで行っているのと、同じようなことをするためのヒプノセッションは沢山あります。
トラウマ緩和みたいな感じのものですね。
悲しみを癒すとか、グリーフケアみたいなそういうヒプノは多いです。
でも、私はヒプノセッションは、トラウマ緩和のために存在しているとは私は思っていなくて、
ヒプノというのは、霊的な交流であり、誰もがアカシックと繋がることが容易にでき、
禅とか修行僧などが修行の果てにたどり着いたような、
そうしたアートマン(真我)の一端に誰もが触れることができる、
非常に霊的なセッションだと考えています。
ただ、このヒプノセッションも、
普段の生活に気がかりな事を抱えていたりしたならば、
それはまずはEFTなどで、気にならなくなるようにしてからのほうが効率が良いです。
どうしても気になることがあるならば、
ヒプノセッション全体がその気になる事に引きずられていきますし、
恨みや妬みがあれば、全体が歪曲することもありますので、
そこはEFTで緩和してからヒプノをしたほうが、
セッションが本当の体験になっていきます。
で、話を本題に無理やり戻します。
EFTのセッションを受けた後に、まだ何か残ってる感じ、
何かスッキリしない感じなどがありましたら、
是非、続きをご自分でもやってみて欲しいのです。
私のEFTセッションは、流動的でアメーバ―のようで、
どの題材がいつから始まったのかもわからないような、
でも、全体を最後にはまとめてくみたいなセッションになっていますので、
これをこのままご自宅で再現はできないと思うのですが、
ご自身でやるときは、普通の基本的なセッションをやってもらいたいと思います。
まずは、自分が嫌な事に注目する。
例えばAさんに〇〇と言われて混乱した。嫌な気持ちになった。とします。
それは、たとえ、もう終わったことで、もうどうでもいいんですと思ったとしても、
ちょっと練習だと思って、取り上げてみてください。
この時、単純にその、Aさんの言った言葉、混乱した点、いやだと思ったこと、などを挙げていく。
挙げながらタッピングしていきます。
頭を叩きながら、「Aさんに言われた」
まゆ頭を叩きながら「○○って言われた」
目じりを叩きながら「そういわれてすごく嫌な気分」
目の下を叩きながら「悪気はないかもしれないけど、私は嫌」
鼻の下を叩きながら「人を混乱させないで」
あごを叩きながら「混乱させないで」
鎖骨の下を叩きながら「すごく嫌」
脇の下を叩きながら「すごく嫌」
そしてまた頭にもどって、同じように繰り返してみてください。
二回りしたら、深呼吸をいれて、
ここからポジティブを入れてみましょう。
(私のセッションでは、ここは入ってないことが多いですが、自分でやるときは入れてみてください。)
頭を叩きながら、「凄く嫌だったけれども、もう手放す」
まゆ頭を叩きながら「もうこの言葉を手放す」
目じりを叩きながら「すーっと離れてく」
目の下を叩きながら「言われた言葉が離れてく」
鼻の下を叩きながら「はなれると、自分が安定してくる。」
あごを叩きながら「混乱してたのが治ってくる」
鎖骨の下を叩きながら「自分は自分の感覚を信じる」
脇の下を叩きながら「自分を信じられる」
そしてまた、頭に戻って同じようにもう一度繰り返します。
そして深呼吸をいれて、様子を感じてみてください。
この時、この問題が楽になっていればOKです。
しかし時に、今度はまったく別な問題がふっと湧いてくることもあるかもしれません。
もしそうであれば、今度はその全く別な問題にタッピングしていきます。
要領は上に書いた通りで、
今度はその別の問題に対して、ぴったりくる言葉を
自分の中から湧いてくる言葉でやっていきます。
この方のセッションは全体的に抽象的な象徴的なものとかが多く、
また、私も、その抽象性を具体性に落とすことなしにセッションしてしまいます。
空が泣いています、と言われれば、
空の悲しみにセッションしてしまうのが私のセッションです。
具体性に落とさないとセッションできない、ということはないです。
しかし、その時に個人の器が置いてきぼりになることは多々あるかもしれません。
(個人差はあると思います)
その時には、やはり、具体的になにがどう、悲しいのか、
その具体的な事に落としてたほうが良いです。
ま、もし、ご自分でやってみたけれども、なんか上手くいかないなどがあれば、
ご連絡ください!!(EFTプロジェクトに参加した方に限ります。)
追記:具体性に落とさないとセッションできないというのは、セッションする側の力量の問題です。
これは自分に言ってる部分があるので、
テキトウに聞いてほしいのですが、(爆)
エリクソンなどは、物事をすべて抽象化してクライエントを劇的に変化させていました。
水を飲まずにいられないという患者には、砂漠のサボテンは水がなくても生きてますね~と
会話の中にその一言を織り込むだけで、水を飲まずにいられないという患者の症状を治癒したのです。
クライエントがもし、空が泣いてますといったならば、
どして、それを生活の具体的な行為に落とす必要があるでしょうか。
ただ、でもですね、ここまで書いてて、今思ったのですが、
もしかすると、その抽象性と具体性を行き来することが結構大事なのかなとも思いますね。
水が・・・って言ってるクライエントさんには、サボテンの話が必要だけれども、
空が・・・って言ってるクライエントさんには、もしかしたら、今日のご飯の話が必要なのかもしれません。