「好きなことでも5年もやってると、心が枯れてくる。」
と書いてらっしゃいました。
奥が深い言葉だなーって思いました。
でも5年くらいで心が枯れてくるって、正常なんじゃないかなーと思いました。
前に椎名林檎が、
「自分のためだけに音楽するのは厳しい。
だからバンドにするんだ。仲間がいれば強制的にでもやるから。」
って言ってたのを思い出します。
普通に人って社会的生き物なので、
自分のためだけに頑張るとか難しいんですよね。
そうなってきた時に、次の展開に入る。
次のステップに人は向かうんだと思います。
昨今では、自分を大切にするってすごく流行りだし、
わたしもそこはすごく大切だと思っていますが、
一度、自分を大切にすることができる様になったら、
やっぱり人のためとか社会貢献を目指すんだと思います。
でないと、なかなか人は自分だけのために頑張れないのですよね。
でも、その前に、やっぱり自分を大切にして、
自分の技術や才能を伸ばさないとならない。
その技術や才能って、
自分を大切にしないと、大きく育たないものですよね。
子供を沢山育ててると、
それぞれに、才能とか持って生まれたものって全然違うのがわかります。
勉強する子は勝手にしますし、
しない子は全くしません。
部屋を掃除する子は勝手に掃除するし、
しない子は全くしません。
運動する子は勝手に運動するし、
しない子は全くしません。
次男は、今は陸上選手として頑張っていますが、
彼は、小学校の時に一度、陸上部に入り、
でも足が痛いといって、すぐ辞めました。笑
陸上部に半年もいなかったと思います。
わたしも、「足が痛いならやめとけ」といって、
すぐ彼の希望を受け入れました。
中学に入って、彼が自分で陸上部に入ってきた時は、
ちょっと驚きました。
陸上部は次男の学年の男子は二人しかいませんでしたし、
もっと沢山の人とワーッとするのが好きなのかなと思ってたので、
随分地味目な部活を選ぶんだなーと思いました。笑
中学2年の時に担任の先生に、
「勉強もイマイチだし、部活で高校行けるほどタイム出てないし、
進学どうしようね。」と言われました。笑
アラーどうしようかしらーと思いましたけども、
何とかなるだろうと思いました。
そしたら中学3年になって、
急激に足が速くなり、
蓋をあけたら7校の高校から推薦がきたのです。
昨日も大会で、予選1位で突破し、決勝は3位でしたが、
順調に調整できているようです。
小学校の時に一度もリレーの選手にならなかった子供が、
今では短距離選手だなんて、
ほんとに人はいつから開花するかわからないものだなと思います。
親に振り回されてる感覚で育つと、
自主性がなくなる。
自分はこれが好きです。これをやりたいです。
という主張ができなくなると、
自分で自分の才能を伸ばすことに夢中になれませんよね。
親が子供の才能を伸ばすことに躍起になると、
子供は自分で自分の才能を伸ばすことに夢中になれなくなります。
だから、自我って大事。
自我を大切にしないと、
自分の願望、希望、を大切にしないと、
自分の能力が伸びません。
願望と欲望と自我が、自分の才能を開花させるんです。
そして才能を伸ばすと、それによって、他者貢献ができるようになるんですよね。
ものには順番がありますね。
自分を育てていくと、他者貢献できるようになる。
当たり前なんですけど、
この順番が大事なんじゃないかなって思います。