もう、朝6時で、ブログの更新なんかしちゃってる場合じゃないんだけども、見えない読者様のために更新しようと今決意した次第である。どこにそんな読者がいるんだというツッコミが聞こえてくる。そのツッコミを今いれた、あなたこそが読者様である。
昨日は松村潔先生のクローズドのインテグラルヒプノ会であった。この会、面白いんだけども、カメのように進んでいて、時々どこに向かってるのかわからなくなるのだが、まぁ、どこでもいいではないか。
だいたい先生はどこどこへ向かえという指示もださないし、それでも会を任されてしまった私としては、なんだか妙な責任感というものも感じていて、面白い会にしなくてはいけないのではないか、これは面白くなってるんだろうか、おい、これ、ダイジョブなのか?という葛藤ともに進んでいるのである。
とりあえず参加メンバーの方々の温かい支援のもとに、じりじりと進んでいる。先生もメンバーのみなさんもこの会に特に強い期待とかもないし(ないのか、おい)非常にリラックスした感じで、しかしきちんと進んでいる。何も期待してないわりに、毎回いろんな発見がある。
私は今は産業カウンセラーの資格を取ろうと勉強している。なんで産業カウンセラーなのか自分でも謎すぎる。しかし、今朝勉強していた部分は色んな意味でこの催眠療法、ヒプノ療法へのアプローチを考えさせられる内容であった。ヒプノの中にはゲシュタルト療法や交流分析やら、そうした精神療法の手法が盛り込まれている。私はゲシュタルト療法が好きだ。
決して誘導者がつべこべ言わないし、あくまで受ける側が自らの道を見出すその補佐のような感じでセラピストがいる、それが好きだ。去年の夏に散々ゲシュタルト療法を勉強するセミナーに出ようとにらんでいたのに、忙しさにかまけてセミナーには参加できなかった。ちょっと落ち着いたら、絶対にセミナーに行こうと思う。
産業カウンセラーの勉強をしていると、総合的に精神療法のいろんなアプローチを学ぶことができるので、そうすると自然と自分が特に反応する部分はこの療法だなーというのが見えてくる。それがいいなと思う。
産業カウンセラーの勉強はすでに歴代の精神療法家がつけてきた道筋をそのルートにそって学習する道だ。人にはパターンがある。そうパターンがね、あるよね。
松村先生の勉強会にはルートはない。どこへ向かうかもわからない。でもやっていると自然とそのルートを自らが見つける。「ここにこんな道がありますよ!」というのが見えてくる。誰もまだ発見してないような、でも確かにある種のパターンというものを含んだ「道・ルート」が見えてくる。
歴代のヒプノセラピストが作ってきた、既存の道を熟知しているだけがヒプノセラピストではない。
道なき道をいく、でもそこに道を発見する。そんなヒプノセラピストがいてもいいだろう?