ヒプノを受けられた方の ご感想・体験記を集めさせていただいています。順次掲載させていただいています。ご協力いただきました皆様ありがとうございます。みなさん、ほかの方の体験記ってすごく興味あると思うんです。ヒプノってどんな体験ができるもの?怖くないの? 本当に体験できるの? という素朴な疑問に一番答えてくれるのは、一人ひとりの体験記やご感想ではないかなぁと思います。
タカノ様 ご職業・主婦 年齢35歳
先日、谷原由美さんにヒプノセッションをしていただきました。ヒプノを受けるのはこれが2度目で、とても不思議な体験をしたので覚書を残しておこうと思います。
ヒプノに入る前に、いろいろなお話を聞かせていただきました。「知覚者」と「解説者」の話を聞かせていただいたので、自分の中で「妄想かもしれない」と思う事についてのハードルが低くなった気がします。顕在意識、潜在意識、無意識の話やディスクの話、ヘミシンクの話にホロスコープの事まで。とても勉強になったのと同時に、自分の知識不足を痛感したので頑張ろうと改めて思う事が出来ました。いやもうホントに。
さてヒプノです。始まると同時に谷原さんの声や部屋の空気が変わった事に驚きました。ゆらゆらと水中にゆらめていく感覚で身体がどんどんリラックスしていきます。
少しずつ、私の中の時間が巻き戻っていきます。最近楽しかった食事、幼い頃の幸せな記憶、母の胎内、そして前世へ。幼少時の幸せな記憶はやはり亡くなった祖父が出てきました。私は妹と一緒に幼稚園の制服を着て祖父の手を引いています。早く、早くと手を引っ張ってお目当ての出店へ連れて行くのです。そこで祖父がビー玉を買ってくれるのが嬉しくてたまらないのです。(実際に毎年12月になると私が通っていた幼稚園ではお遊戯会がありました。祖父母は電車に乗り、毎年それを見に来てくれていました。ちょうど同じ時期に私が住んでいたところではお祭りがあり、いろんな出店が出ました。そこでいつも祖父がビー玉やおはじきを買ってくれた事実があります。もうほとんど失くしてしまいましたが、今でも1つだけ持っているおはじきがあります)
母の胎内の記憶、温かく居心地が良いので私は特に不自由は感じていないようでした。しかし母は寂しそうでした。私は母から孤独感を感じ取っていたようです。(妊娠中、父は単身赴任で家を空けていたそうです。また、近くに住んでいる親戚との関係が難しかったという話を聞きました)
いよいよ前世の私ですが、私ははっきりと「視える」状態で認識したわけではありませんでした。記憶が湧いてくる感じです。水底からポコッと水面に浮かび上がってくるようなイメージで、それは言葉に表現した先からはらはらと崩れて行ってしまいそうに脆い記憶でした。
足を踏みしめて、足を見るように誘導された時に見た(思い出した、感じたと言った方が正しい感覚なのですが、敢えて見たという表現をこれから使います)のは固く赤い地べたでした。砂と言うよりも土で、乾燥した大地のようでした。そして確認できたのは薄汚れた生成りの布の服、ワンピースの裾のようです。足はやはり汚れています。革のサンダルを履いている足が片方だけ見えました。鏡を渡されて自分の顔を確認すると、日に焼けた肌の赤毛(何故か、赤毛に見えたのはこの時だけで、その他の場面では黒髪です)の女の子が映っていました。私の中に流れ込んできた感情は「どうしたらいいのかわからない」と言う感じのものでした。
私は何も無いただ広いその土地でしばらく誰かを待っているようです。しかし、その人が来ると言う確信は持てず、むしろ来ないかもしれないと言う不安の方が大きかったように思います。
場面が自分が住んでいた場所に切り替わります。私が住んでいたのは小さな集落です。30人前後の、本当に小さなコミュニティです。布を張ったテントのような住居に住んでいました。自分の家に入ってみると、中が荒らされており誰もいません。表に出て他の家を覗いて見ても同じです。足元を見ると馬の蹄の跡?が見えました。状況から考えられるのは賊に襲われたのではないかと言う事です。私は何かお遣いを頼まれて村の外へ出ていたので、その襲撃に巻き込まれずに済んだようです。
また場面が変わります。幼い私が父に馬に乗せてもらっています。父と一緒に馬にまたがり、背中には父のぬくもりを感じています。白い馬に乗せてもらった私は嬉しくてはしゃいでいます。父も穏やかな笑顔を浮かべていました。私は父と祖母と3人で暮らしていたようです。祖母が色とりどりの糸を使い何か織っていました。私はそれを見ているのが楽しくて、自分もやりたいとせがんで糸の張り方を教えてもらいました。3人で穏やかに幸せに暮らしていたようです。
その人生において、一番重要な場面へ移動しました。私は1人で暮らしていたようです。誘導の中で思い出せた事は・父と祖母と離れ離れになったまま再会できなかった事・1793と言う数字・1人になってしまった私はその後別の町に辿りつき、そこで祖母から学んだ手仕事で生計を立てていたこと・日本を中心とした世界地図の右下の大陸・木の棒?と糸を組み合わせた織機途中で「この先の人生に何か重要なことはありますか?」と尋ねられたのですが、私は日々忙しく充実した毎日を過ごしている前世を見て幸せそうだと思ったのでその先を見る事は望みませんでした。きっと、その人生で父や祖母に再会できない事を知っていたからだと今は思います。
人生の最後の場面です。40歳くらいで急に胸が締め付けられるように苦しくなり、作業中に1人で人生を終えました。ここで気付いたのですが、私は結婚はしていなかったようです。1人で自分が日々生きていける糧を稼ぎ、過不足の無い生活を送っていました。私が作ったものは、女性の装飾品として人気がありました。女性達はその色鮮やかな紐のような、ベルトのような手織物をアクセサリーとして使用していました。「作品を作るインスピレーションはどこから湧いてきますか?」と谷原さんに聞かれた時は「祖母から学んだ事に自分でアレンジを加えたり、お客様の注文を聞いたりした」と的外れなことを答えていたのですが、時間が経ってからじっくり考えてみると、祖母から教えてもらった手仕事で生計を立てていたのはその品物が人々の手を廻りいつか父や祖母の元にたどり着くことを夢見ていたからのように思います。「私は生きている!1人になってしまったけれど、私は無事で、元気で、ここにいるよ!」と言う父と祖母への想いを込めてそれらを作り続けていました。
その後、誘導を受けてハイヤーセルフに会いに行きました。どうも一人ではなかなか上がる事が出来ず、谷原さんに引き上げていただきました。真っ白い…と言うか、曇り空の雲のように私には見えました。ハイヤーセルフは曇り空の奥にある太陽のように、その雲越しの光のように見えました。
私の感度が低いためか、明確なヴィジョンや音声ははっきりと受け取れなかったのですが、私の前人格からはターコイズブルーの鮮やかな手織りの紐を受け取りました。ハイヤーセルフからのメッセージも、深い蒼翠色で表現されていました。(何故、色なんだろう?という疑問を谷原さんにお聞きしたところ、それはチャクラに対応した色なのではないかとお話くださいました。これでまた調べたり考えたりする楽しみが増えました。)
前世での私は「生きてさえいれば、きっとまた父や祖母に会える」と信じて生きた一生だった事に気付きました。そして「一生懸命に生きていけば、何でも出来る」と言う事が学びだったとそこでは感じました。しかし、セッションを終えて録音させていただいたデータを聞き直し、何度も何度も反芻するように思い返していくとそれはちょっと違うんじゃないか?と思い始めました。確かにその時代のその場所の私は1人でも一生懸命に生きたようです。しかし、何でも出来たのかと言うと、そこに少し違和感を感じます。だって、何でも出来るんだったら家族を取り戻す事だって可能だったはずじゃないですか?残念ながら、まだ答えには辿りつけていません。でも遠くない未来に答えはきっと降りてくると思います。
何だか取り留めのない文章をだらだらと書いてしまいましたが、大変濃密で貴重な体験が出来ました!今後の私にどう生かされていくか、とても楽しみです
SH様
セッションを受けた後は不思議と満ち足りた気持ちになり、味方がいるような感覚になりました。
自身がかなり疑り深い性格なので、セッション中のビジョンは妄想なのではと思う部分はありますが、今現在の自分の思考とはかけ離れた言葉も出てきたりと妄想では片付けられない体験をしたと思います。
今はまだできませんが、訓練していつか明確なビジョンを見られるようになりたいです。
ささめ様
ガイドの方に会えた事、打ち震えるような感動と安心感を感じられた事がとても良かったです。
気づいたら温かい涙が流れ、とても癒され、自分の今の悩みが瑣末な事で、もっと別の視点から見る事を促された気がします。
当日から数日、酷い眠気を感じて支障が出たので、次に伺う時は忙しくない時期にしようと思いました(笑)
それと、ヒプノの直後は谷原さんのオーラがよく見えました。
(勝手に見てしまいました(笑)
以前オーラ視を何度かしてるのですが、
精度が上がっていたのか、谷原さんのオーラのせいなのか
大きく、はっきりと三層ほど見えました。
K様
・ヒプノではどのような体験をされましたか?
非常に不思議な意識状態に入って、断面的な映像が浮かび上がりました。
(未だに前世なのか何か分からないのですが、不思議な意識の状態の中、
かなり鮮明な映像が断片的にしても見れたのが面白かったです。
日常でも何かをイメージするのは得意な方ではないので、あれだけの
映像が浮かび上がったのがとても不思議で興味深いです。)
・ヒプノ体験してみたご感想。
面白かったし、その後は気持ちがとても軽くなりました。
ガイドとコミュニケーションをとれる体験があったからか、何かあたたかい
感覚があって、しばらくはそのあたたかい感覚を味わえました。
しばらくは視野が広くなっていたとも思います。
ヒプノで受けられた誘導で心地良かったものをその後もいつでも味わえるように、というのは若干テクニックが必要なんだと思いました。
(引き出しからいつでも引き出せるというのは難しいと思いました。)
やはり所々疑問に思ったり行き詰ったりしてしまうところがあったり、そういうこと
は個々によって違うので、個人のペースに合わせて見てもらえるところが、集団とはまた違う強みだと思いました。