なんだか、知らない間にオリンピックが終わったらしい。
わたしは、真央ちゃんのショートプログラムを配信動画でみたきりで、
それ以外のオリンピックを何も見なかった非国民である。
浅田選手の感動のフリーの演技は新聞で写真で見た。
写真で充分に伝わるものがあったのでＯＫである。
私は映画は全く好きではなくて、
お話しに自分が飲み込まれていく様子が好きではなくて、
ほとんどみない。
しかし、ときどきとても好きなタレントができたりすると
その人の作品だけ見まくるということをやる。
以前はレスリー・チャンが好きだった。
香港映画に全く興味はないが、レスリー・チャンが好きで、色々みた。
中でもブエノス・アイレスはどんよりしたい時には良い。
私はなかなか鬱っぽい気分になるとかを外的要因からでしか体験できないので、
若いころはどうやったらみんなが体験しているらしい、
気分の落ち込みというのを体験できるのだろうか、と
色々試してみたものだが、
このブエノス・アイレスを見ると一気に気分的に落ち込むことができる。
この喪失感・無力感・孤独感。
洗面所で二人の男性がタンゴを踊るシーンとか、
こんな気分になったことは確かに自分の経験にもある。
もう、このまま、時間が止まってしまえばいい、と
思うような恋愛経験は若いころにはあった。
もう戻らない過去、失ったもの。
今の私は若い時ほどは能天気ではないので、
どうやったら気分的な落ち込みを体験できるのだろうか・・などという悩みはないし、
気分的にハイな状態を保つことは、以前のようにはできなくなってきたが、
でも、それでも楽観的な方であろうとは思う。
出生天体が天王星と木星の合なので。
それは教科書にはこう書いてある。
「目の前の状況がいかに暗いものでも希望を失うことなく、
明るい未来を信じる性質を持つ」
そうですね。
私にはどんな時でも希望があります。
全ては幻かもしれない。
この世は幻想にすぎないかもしれない。
どんなにお金があっても、
どんなに才能があっても、
全てはいつか失われる時がくる。
しかし、その時にこそ、
私たちは真に自由になり、解き放たれ、
本当の希望を手にするのだと、私は信じて疑わない。
私は信じて疑わないのです。
