【あらゆるセラピーで効果ない場合】
まず、何をしても効果ない、ないどころか、悪くなるとしたら、
心理的逆転がある事を視野に入れてください。
悪くはならないけど
よくもならない、という場合も、心理的逆転を疑ってください。
*心理的逆転とは、良くなろうとすると、全力で悪い方向に進む心理状態のことをいう。
一定の割合で、この症状を見せるタイプの方が存在する。
心理の奥深くに、
よくなりたくない理由があると思います。
それが、どんな理由であっても、
根本には、無意識の中に、被害者意識があるだろうと推測します。
「被害者にならなくては、被害者でいよう」という決断がある。
その被害者意識さんに、(自分の被害者意識には、さんづけで呼んでください。笑)
「何を女々しい事をいってるんだ、こら」と一喝します。笑
(楽しみながらしてください)
「おまえは自分が被害者でないといけないと思っているんだね、
良くなってはいけないと思っているんだね、被害者意識さん」
と今度は優しく言ってみてください。
「いつまで、そうやって被害者でいようとするの?」と優しく問いかけます。
これだけでも効果があると思います。
(楽しみながらやってください。)
【注意】他人に助言しない。
これは、
誰か人に言いたくなるかもしれませんが(爆)
人に言っても効果ないです。
他人に助言しようとしないでください。
これは、自分で自分に言わない限り、
自分で自分の被害者意識さんに語りかけない限り、
絶対に効果なしです。
自分で、自分に言うのが鉄則です。
【注意2】「自分が自分のセラピストになる」
心理的逆転にある人は、基本的に人の言うことは聞きません。
むしろ、他人から言われれば言われるほど、反抗します。抵抗します。
だからあらゆるセラピーが効かないのです。
他人から受けたセラピーに効果があるわけがないです。
人から何か言われれば全力で、全力疾走で、逆へ進もうとします。
これは、子供にガスコンロを触るなと言ったら、絶対に触ろうとする心理と同じです。
他人からセラピーを受けて、ちょっとでもよくなると、
今度は無意識ちゃんが全抵抗をはじめます。
だから自分で言うしかないです。
自分で言った方がいいです。
自分が自分のセラピストになってください。
自分で、自分に被害者意識があることをしっかり認識して、自分で自分に言うのです。
「被害者意識ちゃん、いつまで被害者でいたいの?」って。
【誰かに謝罪させたい気持ちに気がつく】
被害者でいるときの心理の奥には、
自分を痛めつけて、
どこかの誰かに謝罪させたい気持ちがあります。
これ、意識では思ってないです。
だからやっかいなのですが、、
でも心の奥底で思っています。
この気持ちに気がついてみましょう。
こんなに酷い目になったのは、あなたたちのせいよ!
と誰かに謝らせたい気持ちがあります。
あなたたちのせいで自分の人生はこんなに酷いことになっているのよ!
と無意識ちゃんが思っています。
その気持ちを持っている以上、人生は向上していかないんです。
被害者意識ちゃんにこう言ってください。
「被害者意識ちゃん、君は誰かに謝って欲しいと思っているんだね。
こんな酷いことになってるのはあなたのせい。
あなたたちのせいって言いたいんだね。
でも、そんなことを腹の底で思ったところで、
誰も君のその気持ちに気づいたりしないんだよ。
神様だって気づきやしないよ。
君がその気持ちに気づいてほしくて自分を痛めつけたところで、
誰もそんなことに気がつかないんだよ。
自分を痛めつけて、おとしめて、誰かに謝らせようなんて、
そんな姑息なことはやめろ」
と自分に言いましょう。
*もし謝って欲しい相手がリアルにわかるようでしたら、
腹で思うのはやめて、直接言いましょう。腹で思ってると、心理的逆転が強く発動します。
【最大の注意】
何度も言いますが、
すべて、自分で自分に言うしか効果はありません。
他人にいわれたら、全速力で逆方向にいきますから、
ものすごく反抗するでしょうし、抵抗するでしょう。
身近にいつも破滅方向へ向かう心理的逆転の人がいたとしても、
絶対にその人に直接に言ったり、アドバイスしたりしてはいけません。
【人に言いたくなる人ほど、自分に言え!】
人に言いたくなる人ほど、自分に言ってみてください。
具合が悪くなったりしたときには、
よおく自分の意識を観察すると、
必ずどこかに被害者意識があります。
「こんなに働いたから、具合悪くなったんだ!」
「仕事のしすぎだ!」
「ストレスたまってるんだ!」
そしてそれをいたわってくれない、上司や同僚や部下や家族や子供のせいだ、と思っています。
そんなときに↑のセリフを自分で、自分に言ってみましょう。
効果抜群ですよ、奥さん!!!