セッションをしていて、
「私、とても人に気を使うんです」と訴える人が、
なんとなくとても気を使ってる風に見えない、、ということはよくよくあります。
これ、その人が、嘘ついてるわけでも、
感覚がおかしいわけでもありません。
実際に、
その人はとても気を使っているんだと思います。
しかし、周りから見ると、そう見えないというか、
わりと自由にしているように見えます。
人に気を使うどころか、わりかし無神経に感じます。
(他人に対して無神経なのは、悪い事ではありません。)
こうしたことは、
「自信がないんです、、」という場合でも起こります。
自信がないんです・・・と言ってるけれども、
そう見えない、、。。
本人的にはすごく自信がないんだと思います。
しかし、周りからみると、堂々としているように見えます。
自分のスタイルを、人に堂々と見せているように見えます。
これも本人的には嘘ついてるわけでも誤魔化してるわけでもなく、
本人としてはとても自信がないと感じているのだと思います。
こうしたことはよくありますが、、、
どうしてこうしたことが起こるのでしょうか。
実は人は、無意識に
「苦手な事を一生懸命やる癖」があります。
人に気を使えないとわかっている人は、
一生懸命気をつかうことをするので、
いつしか
「自分は人に気を使っている」と認識していきます。
苦手だから一生懸命やってるだけのことで、
でも全然、人並みに追いついていなかったりします。爆爆
他人からみたら普通に無神経に見えます。
つまり「自分は人に気を使っている」と感じている人は、
他の人にくらべたら、さして気を使えてないんですね。
でも、できないからこそ、一生懸命にやるものだから、気を使ってる気になっているのです。
本当に気を使える人は、「自分は人に気を使っている」とも感じないものなのです。
自信の問題もそうです。
「自信がありません。自分の自信がないんです。」
こういう方の多くは、
大きな自意識を持っています。
ですから他人からみると、自信があるように見えるんです。
本当に自信がない人は、自意識もないので、
自信がないということを訴えたりもしません。
「自信がない」と訴える人は、
大きな自意識を表現する手立てをいつも見つけようとしているので、
ちょっと表現できたとしても、
大きな自意識からすると、それはホントに耳垢程度にしか感じられず、
自信がないような錯覚に陥っているのです。
でも他人からみたら、
充分に自信があるように感じます。
大きな自意識を持っている人を、
自信がない人だと思う人は少ないでしょう。
なので、自分で感じている自分の感覚は、
結構錯覚が多いです。
いつも人に気を使っている・・・という方は
あまり気を使えてないし、
いつも遠慮しています・・という方は、
あまり遠慮はしていないものです。
そういう視点で自分をみると、実に自分をありありと理解できるようになります。
自分をリアルにありありとみることができる様になると、
本当に自分を演出することも、コントロールすることも可能になってきます。
錯覚に陥っている時は、コントロール不能です。
コントロール不能の時は、
なかなか他人が言ってることも理解できません。
もともと自分に思ってる自分と、他人が思っている自分にギャップがあるので、
話しが通じないのです。
面白いよね!!
私はめっちゃこういうの面白いです!
自分が思っている自分と、客観的な自分にギャップがあるとわかった時、
ものすごーく自分が自分らしくいることに許可ができるようになり、楽になりました。
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