今、ピアノの生徒さんがショパンのプレリュードの2番を弾いている。
1番が終わって、2番に入ったのだ。
私はこの曲を聴くと、秋のソナタという映画を思い出す。
自由に生きるピアニストの母と、その娘の確執を描いた映画だ。
その映画の中で、この曲がふんだんにでてくる。
重苦しい前奏・・それに耐えきれずに右手が語りだす。
時間の流れを私たちは耳にすることがない。
でも、音楽はその時間の流れさえも、音として刻むことができる。
音として表現することができる。
刻まれていく時間と、それを上滑るかのような感情エネルギー。
生徒さんが弾く曲は必然的に自分も練習せざるを得ないので、
最近よく弾いている。