グルジェフは言う。
私たちは魂さえ、持っていない。
生まれた時、魂を持っているわけではない、と。
魂は生まれた後に人生を通して獲得するものなのだ、と。
多くの人にとって魂は持たずに『主人』を持たずに生きるが、
普通の人生に魂は不要だと。
グルジェフの言う魂とはなんぞや。
私たちは、ほとんどの日常を反射、反応で生きている。
「ああいわれたから、こう思った」
「こういうことがあったから、こうした」
それらはすべて、ただの反応なのだろう。
インナーチャイルドセッションをしていると、
人間の感情や反応が、
こんなにもメカニックなものか・・というのを目の当たりにする。
メカニック・・・・といっては語弊がある。
そのいい方は感じ悪い。爆
いい方を変えよう。
それは感情、感覚・・・といえども、
本当にシステマチックに構築されており、
ある場面が、自分の潜在意識の中にプリントされた状態で、
常にその場面を通して、人生におこるすべての物事を見ている・・というような感じだ。
このシステムは、例外なく誰にもあるものだ。
よほど、いろんなワークをして自分をクリアにしてきた人以外は、
間違いなく、この意識のプリントというものを持っている。
感情・感覚・・それはまるで、機械のようにすら感じられる。
でも、機械であるから、
メンテナンスも可能だし、
その潜在意識のプリントに書かれた内容は、
不必要なものであれば消すなり書き換えることもできる。
自分の感覚や反応が、ただのシステムだと認識することが
まず、第一ステップのように思う。
そして、自分独自の感覚反応の認識ができたら、
次に、隣の奥さんと自分との共通的な感情反応があることを認識する。
それが次のステップのように思う。
みんな共通の反応感覚がある。
だからこそ、お涙ちょうだいというような、ドラマ番組が流行ったりできるのだ。
同じ場面で泣いたり、笑ったりできる。
これがそうしたシステムがなかったならば、そのドラマはドラマ足りえない。
「これの何が面白いの?」と無表情の人の横で、号泣してる人がいて、その横で爆笑してる人がいる・・
というようなドラマは存在しないのだ。
その共通感覚で自動反応することでこの世は成り立っているといっても過言ではない。
では、その共通の感覚反応をおこさせているものは、何?
その感情感覚を支配しているのは誰だ?
そのあたりの上に「主人」というのがいそうだな・・・と当たりをつけて、
瞑想してみるのはいかがでしょうかね。
自分はどこにいるのか、私は何者か。
それは、それを知るのは、本当に楽しい旅だ~~~!と
思う今日この頃であります。
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明日、9月1日に 10月の個人ヒプノセッションの
ご予約可能日を出します。