インナーチャイルドセッションのご感想をいただきましたのでご紹介します。
実は私は今までインナーチャイルドを微妙に避けていました。
今の自分の結果を過去の自分の所為にするのって、
それって現実逃避とどう違うの?
自分の人生は過去の自分の積み重ねの上での結果なんだから、
それも含めて今結果を受け入れて自分がしてきた事に責任持たにゃ!
…って思ってた(つもり)なんですね。
でも自分が今悩んでいる事を伝えている段階で、
「これはもしかしてインナーチャイルドってやつの案件なんじゃないか???」と思ったのです。
結果、大当たりでした。
「今なら当時の状況が理解できるので、
幼い私が多少辛い思いをしても仕方ないのかもしれない」と
最近の私は頭で理解しているつもりでした。
そしてこれがインナーチャイルドのセッションを避けていた
最大の罠でもあったわけです。
しかし「今の私」は「過去の私達」のミルフィーユですが
「過去の私」は年月をかけて私達を積重ねていかないと
「今の私」にはなれないんです。
今の私は4歳の私を思い出し脳内再現することはできても、
4歳の私はアラフォーの私を即座には作り出せないと思うんです。
「言う事を聞かない私を躾のために母は叩いた」と言う過去に対して、
今の私は「私も悪かったよね。母も大変だったし仕方ないよね」と
考える事ができます。
でも、4歳の私は「おかあさんにたたかれていたい、しかられてかなしい」と
その場で泣いている事しかできない。
そして、その過去から動けずに泣いたり悲しんだり立ち止まっている自分を動かす事ができるのは、自分しかいないんです。
過去の自分と過去の周りの状況は別物だと気付かせていただけた事が
私の中で実に大きな収穫でした。
これからコツコツと瞑想とイメージングの自主トレで
過去の自分たちの統合化を図ろうと思います。
それにしても催眠、面白いです!
常に冷静に観察している自分と過去の自分が混在していて
しっかり自分の意識が本当に残っているんですよね。
そして谷原さんの誘導がとてもとても素晴らしいのです。
穏やかで深くて広がって、こう、ぷか~と息が出来る水の中を
ゆらゆらふわふわ包み込まれて漂っている感覚なんですが
…語彙が少ない私には表現できないのがもどかしい!
(その内誘導CDとか作成なさらないかしらーと実はこっそり期待しています(笑))
ありがとうございました。
大人になった私たちは、過去の出来事を「しょうがなかった」とか
「親は親の立場や考えがあった」という風に、
大人としての脳みそで整理しがちですが、
小さかった自分は、その時には、「それしかない」状態で、
その体験にどっぷりハマッているわけです。
それは、人間の作りとして、この世で生き抜くシステムとして、
「この世とはこういう場所だ」と理解しなくてはいけないがために、
自分の脳みそと身体がそれに対して総動員しているわけですね。
総動員で情報収集している。それが私たちの小さい頃です。
そして「この世」と「自分」という定義をしているわけですね。
この自分はこの世でどうしたら生きれるかというのをプログラミングしているわけです。
しかし、この時、このプログラミングは時に非生産的な方向に進むことがあります。
そのプログラミングがどうだったか読み解いて、
リトリーバルのようにその時の自分を救出して、
プログラムし直すというのがインナーチャイルドセッションだと思います。
もともと私たちは「生きているだけでムチャクチャ楽しい」、というのが本来の自然な様子ではないかと思います。
これには異論もあるかもしれませんが、私はそう思っています。
しかし、この生きてるだけで存在しているだけでムチャクチャ楽しいんです、
という状態にいることを阻んでいるのは、
幼児期の体験や教育、社会の仕組みがそうさせているだけではないかと思います。
全体的に病んでいるので、誰がどうしてどうなったから、こうですとは言い切れないものがありますね。
個人的には、私は自分が存在しているだけで嬉しく、楽しいです。
この感覚は本当に小さい時からあったと思います。
そして、私は、たまたま、それを手放さずに育った気がします。
これを手放さなかった理由が自分の中にしっかりある気がしています。
それは自分がどこと繋がるかという問題ではないかと思うのです。