祈りはどうしたら通じるか。平和はどうしたら守れるか。

あえて、書かせていただきますが、
「平和を祈ってるから、戦争反対と言わないでいい」とか、
それは、今、論議されているのはそういう問題とは大きく違うと私は思います。
平和を祈っているのは、安倍総理だって願ってるんですよ。
それは誰もが願っているんです。
そして誰もが国の発展を願っているんです。
で、どうしたら、国が発展し、平和でいられるか。
その平和を維持するには武装が必要だと安倍総理は言ってるんだと思います。
攻撃力がなければ、平和は維持できないよと。
で、それに反対している人たちは、
いや、平和ってそういうことじゃないだろ、根本的に違うだろ、と言ってるんだと思います。
武装することは、実は戦争へ向かわせることであって、
平和を維持することにならないって言ってるんですよ。
今、「デモに参加しませんと公言する」っていうのは、
たとえ、そういう意図がなかったとしても、
「平和を維持するために武装します！」と言ってるに等しい。
そういう法案が通ったのですからね。
法案は平和を維持するために、国を守るために武装しましょう！っていってるんですから。
そして、そういう平和を祈っている人達の思惑通り、
今、「武装して平和を守る」という方向に、日本は進んでいるわけです。
ああ、よかったね、これで平和だね、ってね。
でね、そういう道も確かにあると思うんです。
よその国は全部それなんです。
武装して、自国を守ってるんです。
武装して平和を維持してるんです。
だけども日本はちょっと違う。
武装を放棄した、世界でただ一つの国なんですね。
その伝統が今、壊れる瞬間が来たんです。
今はそういう時に来たのね。
「平和を願ってるからデモに参加しません。その波動が嫌です。」
はいはい、波動が嫌なのはわかりましたよ。
その波動が嫌ならば、何もここでしないで、「確実に武装国になる」だけ、です。
はい。平和をまもるためにね。
だから、今、通過した法案は、「安全保障関連法案」っていうんですよ～。
安全を保障してくれるんですよ～。
ああ、平和で良かったですねー！！（もちろん嫌味ですよ。はい）
どうしたら、今の平和を維持できるか。
そういう議論がもっと必要です。
勝手に法案を通していいわけがない。
「平和を祈っていれば大丈夫」とかいいますが、
今、あなたの平和を維持するために武装することになりそうなんです。
あなたの平和は守られるかもしれません。
あなたは平和に集中しているのですから、
あなたの現実には平和しか来ないかもしれません。
でも、その陰で、自衛隊は殺しの訓練をしなければならないことになりそうなんです。
それはOKですか？
私は思います。
平和は、いつでも、
「努力と言葉と行動で勝ち取るものなのだ」と。
そして、
そうやって、「言葉と行動と血のにじむ努力によって」
ガンジーもキング牧師も平和を獲得してきたのです。
それは私達の日本も同じなのです！！！
今の日本が平和なのは、第二次世界大戦で日本のために、
私達のために命を捨てた多くの人々の祈りによるものなのです！！
「もう、私達は武力を捨てよう。戦争を放棄しよう。誰も傷つけません。」
と、そう誓ったのです。
その平和の祈りを、どうして私達が守り切れないのでしょうか。
平和を守るには、「行動」が必要です。「言葉」が必要です。
第二次世界大戦で亡くなった人達だって、
平和は祈っていたはずです！！！！
誰も闘いたいなど、思ってもいなかったはずです！！！
でも、思っていても、声を上げないかぎり、
どんなに祈っても、声を上げない限り、
平和は守れないことを、歴史が証明しているではないですか！！
歴史がそれを教えてくれているじゃないですか！
「平和はいつでも、言葉と行動と努力によって勝ち取るもの。」
祈りは、行動と言葉があって、はじめて祈りは天に通じるのだと思います。
あなたにとって、平和とは何か、どうしたら平和が維持できるか。
それには武装が必要だ！という意見もありだと思います。
そういう根本的なところからの議論が今、必要だ。
なのに、勝手に法案が通ってしまった。
だから、反対しているのですよ。　
それはものすごく大切な話だからです。