ヒプノセラピストとして、ヒプノでの最終目的ってなんだろうか。目指す先はなんだろうか。
ヒプノセラピストとしては、解脱するということについて、輪廻するということについて、考えたこともないし、言葉すら知らないというのは、問題外だ、と私は思う。もちろん私がそれについて、熟知しているとは言い難い。が、しかし、私はそこを外せないと思っている。
解脱も輪廻も仏教用語だけども、前世というものを扱うのであれば、輪廻について、解脱についての理解は外せないし、先人たちが命がけでの修行の果てに行きついた真理というものが、前世であり、輪廻であり、解脱であるということは、私としては鳥肌が立つ思いだ。
誘導瞑想によって、ヒプノセッションによって、我々は意外にもたやすく前世の記憶を引き出せる。しかし我々がこのように前世にアクセスできたり、高次の存在、ハイヤーセルフ、ガイド様と、やり取りできるようになったのには、そこへパイプをつないできた、先人たちのお陰なのだということを忘れてはいけない。
先人の修行者たちは、それこそ、自分の命をはって、意識の世界への橋渡しをしてきたのである。前世を見ること、輪廻の本質をみること、そして解脱。それらは究極的な魂の真理であって、そのために、その真理を知るために、どれだけの修行者が命をはってきたことか。
今、私たちが、これほどまでに、いとも簡単に前世へ、高次の存在へアクセスできるのは、こうした先人たちのお陰なのである。
あらためて、先人の偉大な魂たちに感謝を申し上げたい。