水晶透視のやり方

私は今年の5月にはじめて松村潔先生の水晶学校に通った。
なぜ、水晶透視を?と問われると、返答しようがない。別段、石に興味はなかったし、透視にも興味はなかったのだ。それならなぜ?と言われると本当に答えに詰まる。なんとなく。。。。としか言いようがない。松村先生のことも実はあまり知らなかった。楽天ブログでクラシック音楽についてのブログをガンガン書いてたときに、たまたま知り合いになった友人がいて、その人の話から松村先生について知ったのだ。彼女は今や占い師としてデビューしている。私は西洋占星術にもあまり興味はなかったし、石にも興味なかったし、透視にも興味なかったので、どう頑張っても松村先生のところに通いようがないような私だが、その前に色々彼女に相談したときに、松村先生の名前を何度か聞いたのをきっかけに、なぜか5月の水晶講座に参加したのだった。
 だが、私は「あ、これに通ったら人生が曲がるな」という感じがした。それは別に悪い意味ではない。
 それまで、毎日ピアノを弾くということだけに人生の意味をみいだしていた私にとって、私の私生活にがーんと水晶がやってきた感じがした。そのころヒプノのセッションもしていたが、それは自分のサブな感じもあって、私生活まで入り込んだ、という感じではなかったのだ。
 松村先生の水晶透視の本を読むと、やたらに難しい感じがする。講座に出始めたときも、「ここにどうやって映像が映るんスかッ!」という感じで、雲をもつかむような話である。最初の数回は意味不明すぎると思ったのだが、それでも何かある気がして私は家での練習をコツコツと始めたのだった。
 あるとき事態は急変した。私はコツをつかんだのだ。水晶の中にくっきりとはっきりと映像があって、それを自分はただ、全部うけとめればいいのだ、ということを理解した。水晶視にはいろんなやり方があるのかもしれない。私がやってる方法と松村先生がやってる方法は、もしかしたら全く違うものかもしれない。でも、私は自分のやり方を人に教えられる自信がある。こうすれば絶対に見えるはずだ、という自信がある。
 先生は脳波がどう、とか自分のエーテル体を出して、、とか「えええ!そんな高等なワザできましぇん!!」という話をする。私のやり方が正しいかどうかは置いておいて、私のやり方を言わせてもらうと、私的には、脳波は関係ありません。エーテル体も意識する必要はありません。
ではなにをするのか。それはただ見る。それに限るのです。まず水晶を目の前において、聞きたいことを質問します。その答えは、そこにもし窓が映りこんでいたら、窓が映ってる、とメモします。ただ、それを見てればいいのです。そのうち窓が歪んできたりします。歪んできたら「窓が歪んできた」とメモします。窓に鳥が止まれば、水晶にも鳥が映るでしょう。「鳥がいる」とメモればいいのです。ただ、それを繰り返してください。ここでのポイントはどんな些細なことも見逃さない。これに限るのです。大抵の人は「鳥が映った」というのを外に鳥が止まったから映ったのだと思うのです。それはノイズだと思いハジクのです。ハジいてはいけません。それは質問の答えなのです。水晶を見だしたら、どんな些細なこともすべてが答えだということを一番に意識してください。 自分の顔が写りこんでいたら、その顔の中に答えのすべてが入ってることに気がついてください。そこに気がつくか気がつかないかが水晶透視のポイントです。気がつくポイントは水晶の中だけではありません。外でなった音、体感温度、天気、それらもすべてが答えなのです。
 ノイズが入る、という話がありますね。自分の思い込みとかノイズが入るのをはじかなくてはいけない、という話もあります。そういう話は松村先生の水晶透視の本にも書かれてるかと思うのですが、私はあえて言いますが、ノイズを恐れてはいけないのです。むしろ、ノイズが入ってもそれも答えの一部とみなしたほうがいい。疑いの気持ちを持つとそっからいくらでも侵入者がやってきます。むしろ、どんなノイズもウェルカムだと開き直ってしまったほうがいい。そしてその情報すべてが正しいのだと思ったほうがいいのです。その状態になると、完全に自分に受け入れ態勢ができます。防御なしの受容状態が作られる。そうすると、圧倒的なビジョンが水晶に忽然と現れてきます。自分の顔が写りこんだら、その写りこんだ顔をまじまじと眺めていてください。鼻や口が気になるなど、気になる部分があったら、目が痛くなるほど覗き込んでいてください。そうすると、その口が歪んで何か別の映像に変わってくる瞬間があります。そのまま見ていてください。船になったなら「船」とメモる。そうやって情報をつかんでいくと、質問の答えがそこに全部書かれていたことに気がつくでしょう。その正解率に驚くと思います。
 私はクラックの入った水晶を使います。クラックが入っていると、最初から何かに見えるようなクラックがそこに存在してることが多いです。この部分がどうしても顔に見えるとか。 そのクラックを利用するととても楽に透視ができます。最初に覗き込んで顔が見えるクラックがあれば、その顔をじっと見ていてください。ノートにはその顔をそのまま絵で書く。そのクラックの顔をみていると、何か変化してきます。別の何かに変わってくる。それを全部メモすればいいのです。 どうです?水晶透視って簡単でしょう?
 クラックが無い水晶の場合は、目にモヤや粒粒が映りこむまで水晶を凝視しなくてはいけません。このモヤが映像を作る素材になるからです。そのモヤを凝視していると、モヤが何かに見えてくる瞬間があります。クラックを見るのと同じです。渦がまいてきたり、顔になって来たり。このモヤやや粒粒のことを、先生はエーテル体やエーテル体のグリットだと言っています。 ですが、ここだけの話ですが、私はこのモヤを目を酷使したためにできる目の疲労のようなものだと思っています。(爆) でも、これが映像を作る素材になるのは確かです。 
 いや、ここまで書いて、ふと思ったのですが、私がみている方法と先生の見ている方法は全く違うのかもしれません。 私は以前に人の身体からエーテル体そのものを、まざまざと肉眼で見たことがありますが、それはすざまじい風景でした。白いもやがわさわさ言ってて、頭の上は渦を巻いています。「ひっ!」という感じです。「なんだこれは!」という感じです。知覚のアンテナを目一杯のばしてみるビジョンとかではなく、普通の脳波で肉眼で目の前にあったので、余計にすざまじい光景に見えたともいえます。もし松村先生が水晶を見るたびに、それをみているのだとしたら、それはすごいなーと今、思いました。 
 私は目の疲労みたいな感じのものを利用しているので、先生は本物のエーテル体をみているのでしょうが、私はこう、もうちょっとイージーな感じで、目が疲れてきたなーという部分を利用しているので、その目の疲労するまでに時間がかかります。(爆) 黒曜石なんかだと本当に時間がかかってしまって、もちろんそれでも映像は見ることができますが、なんせ時間がかかる。面倒くさくなっていまうんですね。松村先生はこの黒曜石が好みだと書いてますから、なんか私のやり方とは何かが全く違うのだと思います。いや、もしかしたら、私のが若いので目の疲労に時間がかかるだけかもしれません。先生のがお歳を召してるので、すぐ目が疲労するのかもしれません。というのは冗談です。
水晶透視のコツは、ただ見る、しかもすべて受容する。すべてを取りこぼさないことだけに集中する。どんなことも。 
これだけなんですね。
追記ですが、
 もし、すべてを受容してとりこんだ回答が、なにやら間違ってる感じがする、または間違っていた、全然正しくなかった、とします。実は私は、そういう経験が全くないのでアドバイスしにくいのですが、 間違った原因が他にあると思います。映像が正しくなかったのではなくて、自分自身の心と身体のバランスのゆがみなどがあるかもしれません。そういう場合は、ヒプノなどで心のゆがみを取り除くことのほうが先決かもしれません。 
 私は自分のゆがみをとるのに、ホメオパシーを使いました。ホメオパシーも2~3年集中的に利用すると、心身が圧倒的に軽くなるのを感じると思います。自分の視野が10枚くらい膜がはがれてくのを体感すると思います。一枚膜がはがれるごとに、頭がクリアになり、本来の自分というのに出会えると思います。でも、その度ごとに好転反応とか人格クラッシュとか起きるので大変なんですが。しかし、それでも身体と思考と感情が何段階もステップアップするのを感じることのが喜びが大きいです。スピリチュアルな仕事をする人にとっては、ホメオパシーの利用というのは必須アイテムではないかと私は思っています。自分に膜があるうちは人のことはみれませんから。
でも、まぁ、水晶視をすれば、その回答率とかで、そういった自分の状態もわかってくると思いますし、そこから新たな情報も知識もどんどん蓄えられていくということは間違いないと思います。
ぜひ、忘れないでほしいのは、見た映像を見たままにしないということです。その映像から得た情報をひつこくサーチしてください。ネットで検索するなり図書館で調べるなり、本を読むなりして、そこででた映像から知識を広げるという後処理をわすれないということです。

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