子供の頃に酷い扱いをうけて、トラウマ化したとき、
あれは酷い扱いだったと思い続けると、
なかなかそこから抜け出られません。
しかし、だからといって、
自分は酷い扱いを受けるべき存在ではないんだ!と
自尊心をもって主張したところで、
やっぱりなかなかそこから抜け出られません。
だって、実際そうじゃん?
それは酷い体験だったことを前提に、
「いや、わたし、そんな体験全否定!」
「私のものじゃないもん!」
「わたしちがうもん!」
「私はそういう扱いされる人間じゃないもん!」
ってやってるわけですから、
結局は、またまた
酷い扱いを受ける体験をし続けます。汗。
だからみんな苦しんでいるのです。
しかし、
ここから抜け出す方法があります。
酷い扱いを受けたことに怒る、悲しむ、否定する、拒否る、相手に返す、
これらは全部、やっても効果は一時的でしかないです。
抜け出すには、
もっと高い視点に行かねばなりません。
あなたが全ての実権を握っていたということを知ると良いのです。
暴力振るわれる理由は、
あなたの中にその暴力性があるからです。
相手はあなたの暴力性を表現していたにすぎません。
つまりその体験を作ってたのは自分なのです。
あなたの中に潜在意識の中に、思考の中に、
沢山の暴力的な思考があった。
姉や弟や妹を憎いと思った思考があった。
頭の中でイメージの中で、
または実際に、
兄弟やお友だちを攻撃していた。
だから、それが現実になって現れた。
つまり自分の思考の結果だということ。
つまり、自分が作っていたということ。
それがわかると、人はものすごぉおおく楽になります。
あーそかそかそかそか!!!私が作ってたんね~~!!!
って。
じゃぁ、作るのやめればいい、ただそれだけなのです。
自分がその暴力性を思考の中で作らなければ、
あなたに暴力をふるう人は現れません。
無意識に
ずっと親にふるわれた暴力を頭の中で再現していれば、
現実にもどんどん似たようなことを引き寄せます。
だから、そこから抜け出ればいいのです。
思考の中で起こる暴力性は、ほぼ無意識なので、
自分ではなかなか気がつかないのですが、
よぉーく自分の思考を観察してください。
周りの人に脳内でケチをつける、
周りの人に脳内でツバはく、
こういうことをしていると、
ほぼ間違いなく、自分にその暴力が返ってきます。爆
つまり、解放されるのに必要なことは、
自尊心を持つことでも、
私はそんな扱いを受けるべき存在ではない!
と宣言することでもないのですね。
そんな宣言は、「相手が悪い!」って宣言してるのと同じです。
その宣言自体が、暴力的なのです。
またそんなケチを相手につければ、
さらにあなたは人から暴力を引き出すだけなのです。
自分への周囲の態度を引き出してるのは自分だと気がつき、
自分の中にあった、暴力性に気がつき、
それを反省して、変えることが必要なんですよ。