昨日、何気なくテレビをつけたら、
池上彰の戦争のテレビがやっていました。
内容は東京大空襲で、
とても興味深く見入りました。
娘がチラチラと魚の世話をしながら、
番組について語る。
娘「こういうの毎年やるけど、毎年やることなくない？」
私「ああー。まぁ、うちのじいじが、
この一番ひどい空襲の場所にいたじゃない？
いつも子供の頃、
この空襲の話を年中聞かされてママは育ったので、
こういう内容はとっても懐かしい感じがしちゃうんだよ。」
娘「懐かしいってどうゆこと？」
懐かしいという言葉には語弊があると思う。
東京大空襲が懐かしいわけではなくて、
その話を聞かされてた子供時代の自分が懐かしいのだ。
この番組の最後に池上輝さんが、
半藤一利さんの言葉として紹介してくれた言葉がある。
「戦争は、ある日突然やってくるものではない。
長い長い我々の「知らん顔」の果てに起こるものなんである。」
おお、おおおお。
これ、戦争に限らないよね！！
ありとあらゆる出来事がこうなんだと思う。
私たちの人生にも
ある日とつぜん不幸がやってくるわけではなく、
その兆候はずーっと前からあって、
長い長い時間をかけながら、
現実化していく。
そして、これ、
まさに無意識ちゃんの姿！！！
私たちはこの無意識について、
心のどこかで知っている。
知っているけれども無視しているのが無意識だ。
そしてこの無意識が、
じわじわと顔を出し、
現実となって現象化する。
戦争も、
個人の人生も、
全く同じ原理だったのだ。
この記事、毎年読み返すなぁ。
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