「親と自分の季節」について

昨日の記事は反響があったようで、

沢山のシェアとアクセス数があった。

魂の季節によって、見ている世界は全然違う。
感じる感覚が全然違うのだ。

この違いについては、
おそらく「道と自分の季節」に入った時にはじめてわかるだろう。

それまでは、どう違うのかは、想像するしかない。
想像の域を出ないと思う。

「親と自分の季節」にいるときは、
私たちはとてもエネルギーを失っている。

なかなか自分にエネルギーがたまってこない状態だ。

小さな子供の頃は、成長のエネルギーが強いので、それで良いが、
成長がとまった大人の状態で、この「親と自分の季節」をするのは、
なかなか体力がいる。

とても辛いが、これをどうしてもやりたい人もいる。

どうしてもやりたい理由は、まだ親との何かが完結してないからだ。

この完結してない何かに対峙していくのは、なかなか味わい深い。
昨日も書いたが、さっさと飯の時代に入るよりも、
ここをじっくりとやるというのは、意義深いものがある。

しかし、これを精神的なところでやるのは意義深いのだが、

物理的にがんじがらめになっていると、
いくら精神的なところでワークをしても全く前に進まないことがある。

こうした場合、親がコントロールしていて、
子供を手放そうとせず、がんじがらめにしているケースもある。

物理的にがんじがらめというのは、必ず親からの関与が色濃いのだ。

ヒプノの様々なワークは、親から巣立つことを後押しするだろうが、
物理的に援助をうけてると、
ワークがまったく功を奏さないことがある。

親と同居している方は、別居をすすめる。
別居していても資金援助をしてもらっている方は、
それを断ろう。

(注意:親が介護が必要になって親の面倒をみるための同居のことはここには含まない)
(ここでいうのは、あくまで自分が自立できずにしてもらう援助のことだ)

これができないと「親と自分の季節」から次に進まない。

どんなに精神的に「親との関係は解決しました。」と言っていても、
物理的に繋がっていると、結局のところ、ぜんぜん解決しないのだ。

この季節から見る世界は、とても憂鬱だ。
なぜなら、エネルギーが自分にたまっていかないからだ。

このエネルギーが自分にたまらない状態をデフォルトと思うと、
親と別居したり、資金援助を断ること自体が
とてもできないことに感じてしまう。

しかし、実は親の援助をもらっているから、エネルギーを失っているのであって、
ただ、それを断りさえすれば、エネルギーは貯まっていくのである。

なので勇気をだして、別居する、資金援助を断る、という態度が必要なのである。

そうした、物理的なこと柄が、精神にまで影響を与えているのだ。

この「親と自分の季節」にいる人の、
独特のエネルギーの失った感じというのがある。
臨床の現場にいると、それは顕著にわかるものがある。

この季節の人は、独特の憂鬱さから世界を見ている。
しかし本人はその理由がわかっていない。
世界が憂鬱なのだと思い込んでいる。

そうではない。
あなたが、「親と自分の季節」にいるから憂鬱なのだ。

それは、その季節からみたからそうなのであって、
世界はそんなに憂鬱でも、ありきたりでも、つまらなくもない。
それは表面上でのことでしかないのだが、
この季節にいると、そうとしか世界を見る事ができない。

本人の問題というより、環境の問題も大きいので、
もし本当に今生での成長を願うのであれば、
ここは意を決して、親からの援助を絶つことが必要だ。

また、物理的には自立しているが、
精神的にまだ「親と自分の季節」にいる場合もある。

この場合は、先に進むのは難しくない。
あと一歩前にすすめば、
「飯と自分の季節」に入ることができる。

味わい深いワークを沢山していけば、その先に行けるだろう。

その時には、本当に「親と自分の季節」が味わい深いものだったと感じるし、
おおきな感謝も感じることができる。

そして飯と自分の季節にはいる。

そのすがすがしさを想像してほしいし、

その次の飯の季節に入ることを神に懇願してほしい。

「飯と自分の季節」にはいれば、
自分のエネルギーは自分に溜まっていく。

魂の健康を感じることができるようになるだろう。

「親と自分の季節」にいるときは、
本当の意味でのこの世のあり方について、

まだまだ知らないことが多い。

まだまだ感じられてないことが多い。

仕事、働くこと、その意味や意義がまったくわかっていないだろう。

他人と自分、

世界と自分、

それらの姿がまだ見えていない状態なのだ。

明日は「飯と自分の季節」について、書きます。


写真NASA

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