昔は色々な食材にチャレンジしただろう?

昔は色々な食材にチャレンジした経験があるだろう?
そういう君もあるだろう?
いまでこそ、いろいろアレルギーだの添加物の恐怖だの
色々言われるようになったものだから、
無謀な食材に手を付ける事は無くなってきたが、
昔はとりあえずチャレンジしたものだ。
わたしがチャレンジした食材に、絵具というのがある。
絵具は色によって味が違った。
美味しい色があった気がする。
確か暖色系のもののが美味しかった気がする。
とにかく色によって味が違ったのだ。
その美味しい味の絵具を口いっぱいに頬張ったものだ。
絵画教室に通っていたわたしは、そこで絵具を食べることをしていた。
先生がそのさまをみて、「やめなさい!」と叫び、
身体ごと水道蛇口に突っ込まれた記憶がある。
そのほかにチャレンジした食材はマッチ棒の火薬の部分。
あれはやめらず、お気に入りの食材だった。
とりあえず誰も見てない時にこっそりと食べ、
だれかお友達がくると、おいしいよ、と差し出した。
迷わずその友人も食べてたようなきがする。
似たような食材で、チャレンジしたものは、
鉛筆の芯とか、色鉛筆の芯とか、消しゴムとか。
だかこの三つの食材はお勧めしない。
つまり美味しくない。
中学生の時に学校の理科室の冷蔵庫に氷が入っていた。
製氷機の中に氷ができていて、
その頃はフィリピンに住んでいたので、
くそ暑いなか製氷機の中の氷は宝石のほうに輝いていた。
「こ、これは!」わたしは嬉々とした。
その時は掃除の時間で、わたしは理科室を掃除していた。
しかしその氷を見つけたものだから、
迷わずに氷を製氷機から取り出して口にいれた。
氷はなぜかレモンの味がして美味しかった。
そしてそこを掃除していた数人に、美味しいよと差し出した。
「なんか、この氷、味があって美味しいね。」
そこへ理科の先生が入ってきた。
そして無邪気に「先生、この氷、レモンの味がして美味しい」
すると先生は「それ、食べたの?」
「うん、美味しいよ」
「それはね、食器用洗剤をといた水を凍らしてあったんだよ。」
マジか。
「勝手に食べちゃダメだ!」と先生は怒っている様子だった。
しかしでも、まぁ美味しかったのでヨシとしようではないか! 
昔はいろんな食材にチャレンジしただろう?
そういう君もあるだろう?
良く思い出してみよう。
きっとあるはずだ。

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